プロ探偵が明かす!“不倫の証拠”をズバッとつかむ秘訣とは…?

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ゲスなイクメンでとにかく明るいファンキー…、と続いた不倫報道がようやく落ち着きつつある昨今。不倫・浮気と言えば、自分とは別の女(もしくは男)の気配を感じる→探偵に依頼→確固たる証拠を掴むパターンをドラマなどでよく見ますが、具体的にはどのような手順で進んでいくのでしょうか。さっそく、児玉総合情報事務所の探偵、金澤秀則さんに聞いてみました!

■ 探偵に相談するきっかけは?5つのパターン

探偵に不倫・浮気調査を依頼するのは、強く悩んでいたり、覚悟を決めたりしての行動だと想像できます。依頼人は、どのようなことをきっかけとして探偵に相談するものなのでしょうか?金澤さんによると、以下のようなパターンがあるそうです。

◎ 1.不安パターン

偶然、SNSや携帯電話でのあやしいやり取りを見てしまったり、ホテルやレストランのレシートを見てしまったりして、不倫・浮気相手がいるのではないかと不安になっている状態。とりあえず、浮気相手の身元(住所や氏名、勤務先、独身or既婚など)を把握したいと思って依頼する。

◎ 2.裁判資料作成パターン

依頼主自らが積極的に証拠を掴んでいて、さらに有力な情報を握っている状態。決定的な証拠をおさえることで、裁判用の資料を作成したいために依頼する。

◎ 3.疑心暗鬼パターン

いきなり相手から別れ話(もしくは別居)を切り出されてしまった。別れる理由に納得がいかず。「もしや別の異性がいるのでは…」と疑心暗鬼になっている状態。その疑惑を晴らすべく、依頼する。

◎ 4.実態把握パターン

以前に浮気が発覚し、一度は決着がついたものの、再燃している状態。その実態を把握するために依頼する。

◎ 5.噂を確認パターン

知人が浮気現場を目撃し、その情報のみを掴んでいる状態。情報の真相や、浮気相手の身元を確認するために依頼する。

> 金澤秀則さん:依頼人の方は気持ちが高ぶっていることが多いので、しっかり話を聞くことで信頼関係を作り、安心感を与えることも大事になってきます。

■ 依頼人が求めていることは大きく2つに分かれる

さらに依頼人が調査会社に何を求めているのかを明確にしていきます。相手の行動を怪しんでいて相談したいだけなのか、離婚訴訟を起こすなど最終的な目的がハッキリしているのか、この2つに大きく分かれます。

◎ 1.相談をしたいという思いのみ

どのように気持ちを整理すべきか、依頼人も分からない状態。この場合は、丁寧に話を聞いていくことで、依頼人の気持ちを整理していくことが大事。正式な依頼にいたらないこともある。

◎ 2.決定的な証拠を掴んでほしい

調査を行って決定的な証拠を掴みたいという意思が明確。内容をヒアリングして、見積もりと調査計画の説明をし、依頼するかどうか、その場あるいは時間を置いて判断してもらう。

> 金澤秀則さん:中には調査依頼ではなく「すでに決定的な証拠を掴んでいて、あとは裁判のみ」という人もいます。そういった人には調査ではなく、その場で弁護士を紹介することもあります。

■ 張り込み・尾行、どうやって調査している?

依頼を受けた探偵はどのような流れで不倫調査を行うのでしょうか?次のようなステップで進んでいきます。

・STEP1:依頼人のパートナーの写真を預かる。顔や身長、体重、特徴を机上で把握
・STEP2:自宅や勤務先をWebで確認
・STEP3:現地へ行き、現場状況を把握

「現場状況を把握」とは、いわゆる張り込みのこと。依頼人のパートナーが勤務先から自宅へ帰るときはもちろん、「出張日」「休日出勤」といった日の動きを張り込みしたりします。

> 金澤秀則さん:基本的には張り込み・尾行を行って、行動をチェックしていき、ビデオやカメラで証拠を押さえます。張り込みは2人一組が主流です。不倫・浮気相手の可能性が高い人物が現れるなど、状況によってはふた手に分かれ、ぞれぞれで追尾するパターンもあります。

張り込み・尾行は、人の行動に関する情報を本人に無断で収集する行為ともいえるのですが、調査会社は社員教育の徹底し、「探偵業の業務の適正化に関する法律」を遵守を基本としております。

■ 証拠を掴むための"張り込み4パターン"

確実な証拠を掴むまでには、どのような張り込みがあるのでしょうか。金澤さんによると、次の4パターンがあるそうです。

◎ 1.外出型

依頼人のパートナーが外出先でシティホテルなどに入った。ほかの異性がいないか、出てくる様子を張り込みし、撮影する。

◎ 2.訪問型

不倫・浮気相手のマンションなどに通っているところを張り込み、撮影する。

◎ 3.合流型

出張先のシティホテルで張り込み。不倫・浮気相手とロビーや部屋の中で合流するのを確認し、撮影にトライする。別々の部屋に合流される場合は難易度が高い。

◎ 4.旅行型

出張先が不倫旅行となっているパターンに有効。最初から最後まで追いかけ、出先を押さえて撮影する。不倫・浮気相手の帰宅先までを把握する。

> 金澤秀則さん:張り込みは路上で群衆にまぎれて外で張り込みをしたり、調査車両から数名で張り込みをしたりします。地方では民家の軒先をお借りして張り込むこともあります。

尾行・張り込みによって相手に気付かれる。軽犯罪法の第28条に該当する他人の進路に立ちふさがって、もしくはその身辺に群がって立ち退こうとしない。または不安もしくは迷惑を覚えさせるような仕方で他人につきまとった者は現行犯で、警察に通報されて罰せられることもあります。探偵技術も創意工夫が必要になります。

■ 調査事例

実際の事例を、明かせる範囲で金澤さんから紹介してもらいました。

◎ 事例1:バレンタインデーに発覚

2月14日。単身赴任中の主人のマンションへ、バレインタインチョコレートを奥様自身が持って行った。すると主人は、知らない女性とマンションで食事をしていた。主人を問い詰めると、不倫を認めたが女性の個人情報は喋らない。それから半年、再び奥さんが平日昼間の勤務中に、主人のマンション内に様子を見に行くと、女性ものの下着が干してあったり、歯ブラシが2つあった。弁護士に奥さんが相談し、離婚する・離婚しないは決めていないものの、証拠を押さえたいのと、不倫相手の素性を知りたいとのことで調査依頼となった。不倫女性が主人のマンションを訪ねて入り、宿泊。その翌日、女性が外出したところをビデオで撮影して、勤務先を把握した。帰宅先をつきとめて身辺を把握するにいたった。

◎ 事例2:教師同士で不倫

主人は学校の教師で、奥様が妊娠中に同じ学校の女性教師と不倫関係に。奥様自ら証拠を掴んで、主人に認めさせて誓約書を書かせて、その女性と別れるという約束で婚姻生活を続けてきた。だが日々の生活の中で奥様が女のカンで違和感を度々覚えるようになり、弁護士に相談。離婚も視野に入れて浮気調査を頼んだ。調査日には、奥様は意図的に子供と実家に行って留守にすることにした。調査の結果は、今は勤務学校が別々であったが、不倫関係が継続されていた。2人は退勤後に某駅で待ち合わせて居酒屋に入っていった。タクシーで女性宅マンションへ2人で帰り、翌朝まで一緒に過ごした。同マンションを一緒に出て、別々の学校へ出勤したケース。主人は不倫相手と別れることを誓ったが、その1年後にも2人の関係が継続されていることが発覚。ついには離婚するにいたった。

■ 不倫は不倫を呼ぶ?

金澤さんが代表を務める児玉総合情報事務所の直近3年間の調査データによると、男女ともに不倫相手が不倫している率は決して低くないものでした。男性が不倫をしている場合、相手の女性も不倫だった率は、30%。女性が不倫をしている場合、相手の男性も不倫だった率は70%となっています。

・男性が不倫、相手の女性も不倫だった割合……30%
・女性が不倫、相手の男性も不倫だった割合……70%

また、男性の不倫相手の傾向にはバツイチ・独身が多いようです。一方で女性の不倫相手には、同級生、元恋人、同僚、上司が目立っていました。ちなみに、依頼者の男女比は女性7割、男性3割。そのうち、「調査の結果、浮気だった」となるのが95%だそうです。残りの5%は疑心暗鬼か、実はギャンブル・呑みなどで時間を費やしているパターン…。不倫調査をする立場としては、願わくば残りの5%であってほしいものです。

◎ お話を伺ったのはこの方!

児玉総合情報事務所・金澤秀則さん

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(著&編集:nanapi編集部)