23日、中国乳業協会はこのほど、15年の全国乳製品サンプル検査合格率が99.5%に達したと発表した。だが、消費者は懐疑的だ。写真は08年11月、甘粛省蘭州市で行われた汚染粉ミルクの処分作業。

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2016年8月23日、中国乳業協会はこのほど、15年の全国乳製品サンプル検査合格率が99.5%に達したと発表した。中国国営メディアも「国産牛乳は安心して購入できる」との見出しでこの調査結果を伝えている。だが、消費者は懐疑的だ。仏RFIが伝えた。

中国乳業協会が発表した「中国乳業品質報告2016年」によると、15年の全国乳製品サンプル検査合格率は99.5%となり、7年連続でローミルク(乳牛、ヤギなどの乳用家畜から搾乳された加工していない原乳)に使用が禁止された食品添加物のメラミンやタンパク加水分解物が人為的に加えられた現象はみられなかった。ローミルクの乳タンパク質と乳脂肪の平均水準はローミルクの国家基準や米国基準を上回った。

だが米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、インターネット上ではこのリポートに懐疑的な見方が多い。消費者からは「政府がどれほど安全性を訴えても、国産乳製品に対する不信感は残る」「安全だと言うが、事故が頻発するのはなぜだ」といった声が聞かれている。

RFAは中国の人権活動家の話として「中国乳製品は最も信頼できない業界の一つだと、消費者は日常の経験で知っている」と伝えている。

中国産の乳児用粉ミルクをめぐっては、08年に30万人の乳幼児が被害を受けたメラミン入り粉ミルク事件が起きた後も、偽造・有害粉ミルクがたびたび問題になり、消費者の信頼を失っている。(翻訳・編集/柳川)