ジャニーさんのSMAP愛は無視された

写真拡大

 2016年12月31日で解散が決定してしまったSMAP。ジャニーズ事務所の社長、ジャニー喜多川氏(84)は、最後まで彼らの説得に奔走したとされる。結局、ジャニー喜多川社長の”SMAP愛”は無視された形となったが、ジャニー喜多川氏はメディアの表舞台には出てこないものの、さまざまな逸話が語られ、そしてファンからも認められている存在だ。今回は、そんなジャニー喜多川氏のエピソードを紹介しよう。

■納税額が桁ハズレ

 2004年に公開された納税額は、ジャニー喜多川社長はなんと3億3126億円。推定年収は収入にして9億0202万円だ。ちなみに同年のジャニーズメンバーのトップはSMAPの中居正広(44)で納税額1億8745万円で推定年収が5億1335万円。あれだけ露出していた中居の倍の額を納税しているのだからすごい。ジャニーズ事務所のコンサートグッズ、ライブチケット、CD、グッズ等の圧倒的な売上は、ジャニー喜多川氏の懐をも潤している。

■名言集

 タッキー&翼の滝沢秀明(34)に電話をかけてきておいて「YOU誰?」と聞いたのは有名な話。タッキー&翼に電話をかけてきた時はかならず、「僕だけど」という言葉で始まるらしい。また、ジャニーさんと呼ぶと周囲の視線が自分に集まってしまうため、「もうYOU達、ジャニーじゃなくてボスって呼べよ!」と、呼び名を変えることを要求していたとか。ジャニー喜多川氏は誕生日が10月23日。嵐の二宮和也(33)に電話をかけてきて、「なんで電話くれないの? 誕生日なのに」と聞いたという寂しがり屋のエピソードも。

■父親は米国の僧侶

 ジャニー喜多川氏の父親は、高野山米国別院第三代主監 喜多川諦道氏。米国の僧侶であるため、ジャニー喜多川氏もアメリカ生まれ。ジョン・ヒロム・キタガワがフルネームだが、ハーフではない。

■不動産も多数所有

 巨額の収入があるジャニー喜多川氏のため、所有している不動産も超高級物件。中でもお気に入りの堂本剛(37)に譲ったとされるタワーマンションの最上階は、推定7億円とも報道された。堂本剛ジャニー喜多川氏のスペシャルお気に入り、略して「スペオキ」とも知られる。

 まだまだ並外れたエピソードをを持つジャニー喜多川氏だが、その力を持ってしてもSMAPの間に芽生えた亀裂を修復することはできなかった。今年1月のSMAP解散報道に際しては火消しに奔走したとされる氏だが、その神通力にも限界が来つつあるようだ。

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。