キムタクの好感度回復なるか

写真拡大

 12月31日に解散するSMAPのメンバーの中で、最も早くメディアの前に姿を見せたのは木村拓哉(43)だった。8月22日、休暇中のハワイから単身帰国し取材に応えたが、その後報道された記事は、どれもグループ存続に奔走したキムタク同情ムードを盛り上げる記事ばかり。そこに「違和感」があると、とある芸能事務所幹部は言う。

「ほとんどの記事は、キムタクだけは”グループ休止”を望んでいたのに、解散強硬派の香取慎吾(39)らのゴリ押しで、知らないところで解散が決定、キムタクには事後報告だった。ファンのことを考え、この結果に一番苦しんでいるのはキムタク、というふうに報道されています。今回の件でキムタクだけはグループを存続させたいと考えていたのは事実ですが、それ以前に、妻の言いなりになって急に母親同然のI元マネージャーを見捨てて事務所側につくなど、あまりにも利己的な行動に、残りの4人とは決裂状態だったのです。1月の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)での謝罪でも、リーダーの中居正広(44)を差し置いて中央で仕切り、自分がボスであるかのように振る舞っていた。もうあの時点で、香取らはキムタクを見限っていたんです」

 また、キムタクはジャニーズ幹部の座も狙っているという。

「家族を養うとはいえ、木村のこれまでの稼ぎがあれば生活に困窮することはないはず。ただ、今の生活レベルを落とさないでという前提なら、話は別ですね。グループが解散に追い込まれた今、残された道はジャニーズ幹部に昇格することです。しかし、これまで月9などの主役で高視聴率を取り、抱かれたい男と呼ばれて長年天狗状態だった木村についていく若い子はいません。妻の工藤静香(46)も必死でメリー喜多川(89)に擦り寄っていますが、事務所の幹部となると話は別です。今はまだ、タレントとして稼ぎ続けて欲しいところでしょうが、木村は個人でのTVレギュラー番組を持っていない。木村の好感度下降を事務所が見かねて、同情を誘うような記事を書かせているか、メディアが勝手に空気を読んでいるのでしょう」(ベテラン芸能記者)

■木村家安泰の「奥の手」とは

 一方で、もしキムタクが仕事に困ったとしても奥の手があるという。

「長女(15)と次女(13)が揃って、両親のいいところをミックスした美形です。しかも楽器で留学をしたり英語が堪能だったりと、育ちが良さそうなスペック。女の子だからジャニーズには入れないので、各芸能事務所がこのサラブレッドを虎視眈々と狙っています。この姉妹のどちらかでも芸能界にデビューさせるのが、木村家安泰の近道ではないでしょうか」(前出・芸能事務所幹部)

 長女と次女が成人するまであと数年。「売れっ子タレント」を排出するのが先か、はたまた「ジャニーズ事務所幹部」が先か。木村家の今後に注目だ。

文・橘カイト(たちばな・かいと)※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。