■連載/鳥海高太朗のTRAVEL HACKS!

日本人の海外旅行の定番でもある「ハワイ」。年間約150万人もの日本人が訪れているハワイは、パッケージツアーで訪れる人も多い。パッケージツアーの魅力としては、飛行機とホテルがセットされているだけでなく、ホノルル空港からホテル間の送迎やトロリーの無料乗車券、さらにはミールクーポンやオプショナルツアーなどのアクティビティのメニューも豊富であることから、他のエリアと比べても個人旅行化が進む中でもハワイへはパッケージツアーを選ぶ人が多いのだ。最近では、若い人だけでなくシニア層にも人気の旅行先であり、子供と孫を連れた3世代でハワイを訪れている人も増えている。そういった3世代旅行でもパッケージツアーが好まれる傾向にある。

ハワイ旅行時は使わないと損!「ツアーラウンジ」活用術
常夏のハワイは安全な海外旅行先として再注目されている。ワイキキビーチの景色に癒される

そして、パッケージツアーでハワイを訪れる人に便利なのが、ツアー参加者が現地滞在中いつでも使えるツアーデスクの存在がある。このツアーデスクは、到着時の説明会をはじめ、レストランの予約やオプショナルツアーの申し込み、加えて現地で困ったときに活用するのが主な目的であるが、最近、このツアーデスクに変化が出てきている。広いスペースを確保して、「ラウンジ」という名称にすることでホノルル滞在期間中に用事がなくても、飲み物を飲んだり(ツアー参加者は無料)、無料Wi-Fiを使ったり、スマートフォンの充電をしたり、日本の新聞やハワイのガイドブックを読んだりできる「ラウンジ」に各ツアー会社は力を入れている。

その中でも、今年の夏にツアーラウンジをオープンさせたのがANAのツアー部門「ANAセールス」。従来はツアー客が多く宿泊するホテルにツアーデスクを開設していたが、ワイキキ中心部の免税店「DFS」の隣の建物「ワイキキ・ショッピングプラザ」の2階に「マハロラウンジ」という名前の専用ラウンジをオープンさせた。筆者が実際に体験して、これは使えると思ったポイントをまとめてみたいと思う。

ワイキキショッピングプラザ ラウンジ入口
ANAセールスは、ワイキキ中心部の免税店「DFS」の隣にある「ワイキキ・ショッピングプラザ」の2階にツアーラウンジ「マハロラウンジ」をオープン

マハロラウンジ正面 ラウンジ日本人スタッフ
ラウンジでは日本人スタッフが対応するので言葉の不安はない

まずは日本からの到着時。ANAセールスのツアーは基本的にANA便の利用であり、成田から2便、羽田から1便の合計3便が午前中にホノルル空港に到着する。その後、ツアーバスで今回オープンしたワイキキ中心部の「マハロラウンジ」に案内される。そしてツアー参加時の注意点などの説明の後、ホテルのチェックイン時間(15時が多い)まで自由行動になるのだが、約7時間弱のフライト後に着替えたいという人も多い。スーツケースはホテルに部屋に先に運ばれてしまうが、別のバックに入れておけば、ラウンジ内にある更衣室で着替えることができるのだ。特に子供連れの場合には嬉しい。また子供向けのキッズスペースも用意されている。ちょうど昼食の時間でワイキキのレストランに出かける前に着替えられるのはありがたい。特に秋以降、日本出発時の長袖から半袖に着替える時などには重宝する。

更衣室1 更衣室2
日本から到着後、すぐに着替えができる更衣室の存在は大きい。

また、ラウンジ内は無料Wi-Fiがあるので、日本にいる家族や友達とLINEやメールをしたり、ハワイに到着したことをSNSにアップする人も多いそうだ。無料のWi-Fiスポットとしても重宝するのだ。手荷物も営業時間内(8時〜17時)であれば無料で預かってくれるので、必要最低限の荷物でチェックインまでの時間をワイキキで食事やショッピングを楽しむことが可能で、到着早々ハワイ名物のパンケーキを食べにいくのもいいだろう。また日本円からUSドルへの両替もラウンジでできるようになっている。

キッズスペース ドリンク
キッズスペースで子供も楽しめるほか、無料のドリンクサービスも充実

そしてワイキキ滞在中にも何かと活用できる。常夏のハワイでは、常に暑いのでどこかで座って涼みたいと思うことも多い。もちろんコーヒーショップなどに入る方法もあるが、5ドル近くはかかってしまう。そんな時に重宝するのもラウンジである。ワイキキ中心部にあるので待ち合わせスポットとしてはもちろん、家族が隣にある免税店「DFS」でショッピングしている間に待っている時にも使える。ツアー参加者であれば飲み物もフリードリンクなので使わない手はない。さらに、スマートフォンやノートパソコンの充電がしたいときにも使えるので、充電器さえ持っていれば、電池がなくなりそうな時にラウンジにいけば充電できるほか、iPhoneなどはケーブルがなくても充電できるようになっている。それだけでもありがたいことである。

充電器
コンセントの他、スマートフォン専用の充電スペースもある

もちろんツアーデスクの役目でもあるオプショナルツアーの申し込みやミールクーポンの販売なども全て日本語で手配してくれるのだ。オプショナルツアーなどは、ANAセールスのツアー参加者以外でも「マハロラウンジ」で申し込み可能となっている。

取材・文/鳥海高太朗

航空・旅行アナリスト、帝京大学航空宇宙工学科非常勤講師、ANA「What's up? ANA」社外編集者。文化放送「オトナカレッジ」金曜日(月2回)に出演中。

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