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NVIDIAは8月22日(米国時間)、Hot Chipsカンファレンスにおいて、自動運転車やデジタル・コクピットなどの自動車用アプリケーションに向けたSoC「Parker」を発表した。

同SoCは2016年のCESにて発表された自動運転車両向けプラットフォーム「DRIVE PX2」に搭載されており、ディープラーニングのほか、緊密な設計統合のためのハードウェア・レベルの仮想化、信頼できる故障検出およびエラー処理のためのハードウェア・ベースのセーフティ・エンジン、自動車機能統合のための各種の入出力ポートなどの機能をサポートし、最大1.5TFlopsの演算処理性能を提供する。

2基のARM v8インストラクション・セットをサポートする7ウェイ・スーパースカラ・プロセッサである64ビットDenver CPUコア(Denver 2.0)と4基の64ビットARM Cortex A57 CPUを専用のコヒーレント・インターコネクト・ファブリックにより内部接続するといったCPUアーキテクチャを採用しており、NVIDIAではほかのモバイルプロセッサに比べて、50〜100%高速なパフォーマンスを提供すると説明している。

また、Parkerに搭載された256コアのPascal GPUを活用することで、高度なディープラーニング推論アルゴリズムの実行を可能としつつ、コクピットの計器表示や車載インフォテインメント・パネルなど、複数の高解像度ディスプレイに対する機能提供も行うことを可能とするほか、最大8台の仮想マシンをサポートするハードウェア対応の仮想化が含まれているため、自動車メーカーは、1つのParkerベースのDRIVE PX 2システムを使用し、車載インフォテインメント・システム、デジタル計器クラスタ、ドライバ支援システムなど、同時に複数のシステムをホスティングすることができるようになるという。

なお、DRIVE PX 2はすでに80以上の自動車メーカーやティア1サプライヤ、研究機関などが活用しており、その中には2017年に路上走行試験を行うことを計画しているVolvoも含まれているという。

(小林行雄)