本田、岡崎、本田を脅かすような若手は現われるのだろうか。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 ブラジル・ワールドカップの惨敗から2年が経った今、世代交代は進んでいるのか。15年3月に発足したハリルホジッチ体制下での全17試合の出場記録(今年6月のキリンカップまで)から世代別スタメン定着率を算出してみた。14年ブラジル・ワールドカップ、15年アジアカップのメンバーと比較することで見えてくるものとは?

 まずは14年ワールドカップと15年アジアカップのスタメンの世代別割合を見てみる。ここではシドニー五輪世代を77〜80年生まれ、アテネ五輪世代を81〜84年生まれ、北京五輪世代を85〜88年生まれ、ロンドン五輪世代を89〜92年生まれ、リオ五輪世代を93〜96年生まれとした。つまり、北京五輪に出場した香川も89年生まれのため今回はロンドン五輪世代に含めている。

・14年ブラジル・ワールドカップ
アテネ五輪世代…30パーセント
北京五輪世代…52パーセント
ロンドン五輪世代…18パーセント

・15年アジアカップ
シドニー五輪世代…9パーセント
アテネ五輪世代…18パーセント
北京五輪世代…55パーセント
ロンドン五輪世代…18パーセント

 さらにハリルジャパンの全17試合でのスタメンの世代別割合を見ると次のようになる。

・ハリルジャパン
アテネ五輪世代…9パーセント
北京五輪世代…52パーセント
ロンドン五輪世代…36パーセント
リオ五輪世代…3パーセント

 以上の3つ(14年ブラジルW杯、15年アジアカップ、ハリルジャパンの世代別のスタメン割合)から分かることは、 14年のブラジル・ワールドカップ、15年1月のアジアカップを経て、同3月にハリルホジッチ政権が発足してもチームのベースは変わらず北京五輪世代ということだ。本田、岡崎、長友、吉田らを脅かすタレントは皆無で、不動のキャプテンでアテネ五輪世代の長谷部も「チーム内の競争にどうしても物足りなさを感じてしまう」と嘆いている。

 宇佐美や原口の台頭などで徐々に勢力を伸ばすロンドン五輪世代も、柴崎、永井あたりが突き抜けられない現状を踏まえると全体的に伸び悩んでいる印象がある。