なんと心臓病にも?「神経を抜いた歯」がある人が注意すべき病気とは

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「10年も20年も前に、歯の神経を抜いた」という人は少なくないと思います。ただその神経を抜いた歯、健診でチェックしてもらっていますか?

すでに神経がない以上、歯の根元で何かトラブルが起きていても、気づかずに放置してしまうリスクが高いのです! しかも放置した結果、敗血症や感染性心内膜症など重大な病気になってしまうリスクもあるというのです。

そこで今回は、富山県で渡辺歯科医院の院長を務める渡辺智良先生に、神経を取った歯を健診を受けずに放置するリスクについて教えてもらいました。

 

■神経を抜いた歯が引き起こす恐い病気とは

そもそも歯の神経を取るとは、どういった治療なのでしょうか?

歯は表面のエナメル質の下に、“象牙質”と呼ばれる部分があります。その奥に神経や血管が通った“歯髄”があります。神経と取るとは、この歯髄を取り除く治療になります。

ただ、『WooRis』の過去記事「虫歯治療の落とし穴!“神経を抜く”と5年後に歯を失う恐れも」で上述の渡辺先生に教えてもらった通り、歯髄を抜くと歯に通っている血の流れもストップしてしまいます。

血の流れが止まれば、細菌を殺す白血球の供給がなくなります。その状態で歯の根っこに炎症ができてしまえば、どんどん悪化し、炎症部分からは血の中に細菌が入ってしまいます。この状態を菌血症と呼ぶそう。

通常は血の中に入ってきた細菌を白血球がやっつけてくれるそうですが、体の抵抗力が落ちているときなどは、細菌の毒素による中毒症状が出る敗血症になったり、心臓の内側に細菌が巣食ってしまう細菌性心内膜炎になったりと、トラブルが起きる恐れもあると言います。

 

■半年〜1年に1回は健診を受けるべき

では、神経を抜いた歯がある人は、どうすればいいのでしょうか? 歯の根っこに炎症があるかどうかは、レントゲン診査を受けないと分からないと言います。

どのくらいの頻度で健診に訪れるべきかと渡辺先生に聞いてみると、

「普段から歯間の清掃ができている方、歯周病のリスクの少ない方などは、6カ月〜1年に1度は歯医者さんでメンテナンスを受けることをお勧めします」と教えてくれました。

神経を抜いた歯は自ら痛みを発してくれない分だけ、丁寧にチェックしてあげる必要があるのですね。

 

以上、神経を抜いた歯について定期的なチェックの必要性についてお伝えしました。歯の根元に炎症などができていた場合、敗血症や感染性心内膜症になってしまうリスクがあります。

ちなみに歯科医院での健康診断の値段を渡辺先生に聞いてみると、先生の医院ではレントゲン代込みで2,000円台でやってくれるそうです。

他のクリニックも似たような金額だと言いますから、それほどの負担ではありません。ぜひともお近くの歯科医院に足を運んでみてくださいね。

(ライター 坂本正敬)

 

【取材協力】

※ 渡辺智良・・・歯科医。歯学博士。日本歯周病学会歯周病専門医、日本補綴歯科学会専門医。現在は富山県小矢部市にある渡辺歯科医院で一般歯科、歯周病専門治療、インプラント、予防歯科、小児歯科、義歯(入れ歯)を担当。

 

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【参考】

※ 井口登美子(2003)『ウィメンズ・メディカ 女性の〈からだと心〉安心医学』(小学館)

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【画像】

※ danjo paluska