「ズボン」と「パンツ」はどう違うの? 専門家が解説

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日々、新しいものが登場するファッション用語。年齢を重ねるにつれて思わず「何それ?」と呟いてしまう言葉も少なくないが、比較的スタンダードな言葉に「パンツ」がある。「教えて!goo」には「何歳までがズボン、何歳からがパンツ?」というタイトルで、30代の質問者から「パンツって書くと、下着のパンツと混同しそうだけど、ズボンってダサい気もするし」という疑問が寄せられている。

「今どきズボンなどと言う人を見つける方が大変な苦労を要します。パンツで良いのです」(marbleshitさん)という、やや極端とも思える意見もあったが、「46のオッサンですが、パンツって言うと下着のパンツを連想されるのではないかと思いがちで、恥ずかしくて言えない派ですが、女性の穿くズボンはパンツだと理解しているつもり」(bgm38489さん)、「大人が『若者がダサいと感じるかどうか』を基準に言葉遣いを考える日本は異常。僕だったらズボンと書きます」(toast5さん)といったコメントも。

30歳を目前とした、一応若者の部類に入る筆者でも、正直「パンツ」と言うのは未だに恥ずかしい……。主流に乗っかっている面があるのは否めないが、実際「ズボン」と「パンツ」は異なる意味合いが存在するのだろうか?

■ズボンはフランス語、パンツは英語が語源

素朴な疑問をぶつけるべく、ファッションの専門家であるスタイリストの黒田茜さんにお話を伺った。

「ズボン、パンツともに同じことですが、ズボンは、フランス語の『jupon』(ペチコートの意味)からきていて、パンツは英語の『pants』からです。ファッション雑誌、トレンドアイテムやスタイルの表現としてはパンツを使うことが多いです。どっちが正解ということや、明確な使い分けはないのですが、トータルスタイルを表現する時には、パンツスタイルと使います。ズボンスタイルとは言いません」(黒田さん)

どちらも同じ意味合いで使用するが、語源が違うとのこと。また、日常会話ではスカートと対になる言葉としてズボンと呼ぶことも多いのだとか。では、似たような意味合いで「ボトムス」という言葉があるが、これはどのような時に用いるべきなのだろうか?

「ボトムスはトップスに対しての言い方で下に履くもの全て、つまりスカート、パンツ(ズボン)を指します。ちなみに、下着のショーツを日本ではパンツとも言いますが、英語では下着のパンツは、アンダーパンツ(Underwear pants)と言います」(黒田さん)

ズボンもパンツも両方「ボトムス」とのこと。トレンドを意識したい人や、ファションに精通した人と話す時は「パンツ」と表現した方が相手とのコミュニケーションが円滑になる場合もある。とはいえどちらも誤りではないので、「ズボン」派の人も自信を持とう!

(酒井理恵)

●専門家プロフィール:黒田 茜(くろだ あかね)
ファッションデザイナー出身のパーソナルスタイリスト。「どんな服が似合うか分からない」「お洒落をしたいけど、何から始めたらいいか分からない」などの悩みを解決。ショッピング同行やパーソナルカラー診断など、特に働く女性に好評のサービスが充実。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)