楊偉中氏

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(香港 24日 中央社)中国大陸当局が、台湾の与党、民進党の郭正亮・元立法委員(国会議員)など政界関係者3人の香港入境を拒否したことが23日、分かった。3人が出席する予定だったフォーラムの主催者が中央社の取材に対し、明らかにした。

フォーラムは25日、香港で開かれる「香江論壇」。主催者「香江文化交流基金会」の江素恵主席によると、郭氏のほか、台湾の対中国大陸政策を担う大陸委員会の范世平・諮問委員、元国民党幹部の楊偉中氏も入境を拒まれたという。

今回の騒ぎをめぐり、背景には、今年5月に発足した蔡英文政権の対中国大陸姿勢や、国民党が不当に取得した資産の回収を目指す行政院(内閣)特別委員会のメンバーに楊氏が内定していることなどがあるとみられる。

江氏は、「一つの中国」の原則を前提とした「92年コンセンサス」を認めない民進党に対しての中国大陸からの「警告」だとの考えを示した。また、今後の両岸(台湾と中国大陸)関係については、「緊張が高まるばかりだろう」とした。

楊氏は23日、出演したラジオ番組で「北京の行動は、国民党と共産党が一緒だということを(台湾の人々に)より強く印象付けた。これは、国民党にとって不公平で、良くないことだ」と述べた。

(張謙、戴雅真/編集:羅友辰)