大声で叱るのははた迷惑! おでかけ前に子どもとしておくべき“6つのお約束”

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旅行や帰省など、家族で遠出する機会が多かったこの季節。お出かけ中に子どもが騒いでしまい、周囲からイヤな顔をされてしまったというかたもいらっしゃるのでは。

えっ! ダメだったの? ママがやりがちな“間違った叱り方”ベスト5

日本が、親も子どもも周囲の人も気持ちよくリラックスして過ごせる、楽園みたいな場所にならないものだろうか……と思ってしまうのですが、ちょっと虫がよすぎるでしょうか。

岩下宣子著『好印象を与えるママ&パパの子連れマナー』を参考にしながら、周りに迷惑をかけず、親子がお出かけを楽しむための落としどころを、探ってみました。

目指すは“微笑ましい親子”

今回目指したいのは、“微笑ましい親子”。会った人がなんとなくほのぼのとした、幸せな気持ちになるような親子になろうというもの。

マナーやルールを守ろうとして、初々しく、可愛く善戦する子ども。 「ちゃんとできたね」「いい子にしてたね」とにこにこしながら誉める、穏やかなパパママ。

また、親も子どもも機嫌よさそうだと、周囲の人々があたたかく見守りたくなるような、好ましい印象を与えられるのではないでしょうか。そんな“微笑ましさ”を醸し出すにはどうしたらいいのか、さらに考えていきましょう。

大声での叱責ははた迷惑!? 親がすべき“6つのお約束”

“微笑ましさ”醸成のためには、親御さんにも守ってほしいお約束があります。

お出かけ中に子どもが何かやらかしてしまった時、人目もはばからずに大声で叱らないでほしいのです。

「ちょっと、うるさいから静かにしてって、何度言えば分かるの!ダメでしょ!いい加減にしなさい!!」こんな感じで子どもを大声で怒鳴りつけてから、ふと目を上げると、居合わせた人々がすごく気まずそうな表情をしていたこと、ありませんか?

子ども以上に親が荒れると、周りの人間も見ていてつらいのです。そういう時、親子の“微笑ましさ”レベルは、確実に低下しています。

子どもが暴れ出してから止めるのではなく、事前対応にしましょう。

お出かけの前に、あらかじめお子さんと「こういうことを守ってね」とお約束を交わしておけば安全です。

(1)乗り物内では静かにしよう

まずは、移動中のマナーから。乗り物内での子どもの声は、トラブル源になりやすいです。公共の乗り物の中では、静かにすることをお約束しておきましょう。

乗り合わせた人々も、親子連れにゆるやかな理解を示せるといいな、とは思います。ただ、新幹線や飛行機のように閉鎖された狭い空間において、子どもの泣き声がなかなかの破壊力であることは否定できず……。

目的地に着くまでの間、我が子が落ち着いた様子で過ごしてくれると、これからの行動に備えてママが体力温存できる、というメリットもあります。

静かにする。このお約束を守りやすくするためのアイテムを用意していくのが、ママのお役目。

音のしないおもちゃや、大好きな絵本。それに、普段はタブレット端末などのデバイスの利用をひかえておき、お出かけの際に見せるとスペシャル感があるので、子どもが夢中になってくれます。

(2)順番を守ろう

遊園地やテーマパークなどのレジャー施設では、列を作って順番待ちをすることが多いですよね。

前から待っている人がいるのに割り込まないこと。順番はきちんと守ることをお約束しておきましょう。

黙って待っているということが、子どもは得意ではないみたい。ただ、普段の生活の中でも練習する機会はあります。

列の後ろについても自分の番はちゃんと回ってくる、と経験から分かっていれば、お子さんも納得して、落ち着いて並んでいられるはずです。

(3)お店の品物は、ママ経由で触ること

ママが大好きなショッピング。子どもには、お店の品物を勝手に触らないことを、お約束してもらいましょう。

放っておくと、子どもは大暴走してしまいます。それは、ママのお買い物につきあうのが、微妙にヒマだからではないかな、と思います。

そこで、著者の岩下さんがオススメしているのは、子どもを連れ回すのではなく参加させること。

手をつないで行動し、品物を選ぶ際に「どっちがいいかな?」と意見を聞いてみたり、「ちょっと持ってね」などと手伝ってもらったり。

こうして一緒になって行動することで、子どもが感じている微妙なヒマさを薄められます。

岩下師匠は、子どもの協力をちゃんと誉めてあげることも重要だと述べています。認めてもらえたという誇らしい思いは、子どもを協力的にさせてくれるのです。

自分たちでは気づかないかもしれませんが、スムーズにかつ楽しそうに買い物をしている親子の光景には、人の気持ちをなごませるものがあります。

幸せオーラを放つ平和な親子客に、ぜひ増えてほしいです。

(4)試食は要注意

おみやげ売場を回っていて試食コーナーが見つかると、ちょっと嬉しいですよね。特に夏休みは、ご当地の特産品のPRを兼ねて、集中的に試食コーナーが設けられたりなんて、よくあるもの。

筆者は学生時代、試食・デモンストレーターのアルバイトを経験しました。当時頭を悩ませたのが、どこからかバタバタ走ってきたお子さんが、勝手にお皿に手を出してしまうことでした。

子どもが悪いというよりは、なぜか遠く離れたところにいるお母さんに困惑。フードアレルギーの危険もあるので、親御さんについてきていただきたいのです。

何か起きてからでは遅いのです。口に入れるものはママが確認してからね、とお約束しておきましょう。

食べ物に限らず、何でもママやパパ経由で手に渡るのだ、という風に覚えてもらったほうがいいでしょう。

(5)「おいしくない」だけは言わせないで

子連れだって、特別なお休みの日には外食したいですよね。

ただし、外食では、私たち大人にとっても気をつけたいことがたくさん待っています。素敵なレストランの雰囲気をぶち壊しにするようなふるまいは避けたいものです。

岩下さんは、外食の前に、子どもに必ずお約束しておかなければならない件を紹介しています。

「これ、おいしくなーい!」だけは言わないで!! ということ。

このセリフをよく響く声で言われた日には、ママまでお料理の味が分からなくなってしまいそう。絶対守ってもらいたいお約束です。

(6)ブッフェ形式は一緒に回ろう

ブッフェ形式は、子どものテンションを一気に引き上げる魅惑のスタイル!遊園地のような開放感が漂っています。

残念ながら、ドタバタ走ったりお料理に素手で触ったり、ドリンクバーでジュースをあふれさせたり……と、はしゃいだお子さんが危険行為を犯しやすい場所でもあります。

ここでは、一人ではお料理をとりに行かないことをお約束しておきましょう。

お料理を並べているテーブルの高さは、子どもの身長では手が届きづらい場合もあり。ママが一緒に回るのが、安心で安全です。

あわててやりがち! ママの大胆行動にも要注意

親御さんも気持ちの余裕が持てなくなると、判断が甘くなってしまうことがあるもの。たまに、他人の目から冷静に見ると「ギョッ!」とするような、大胆なことをしているママもお見かけします。

「子どもは騒ぐのが当たり前」をスローガンにして、店員さんからの注意を受けつけないなど、あまり開き直りすぎると“微笑ましさ”の目盛りが下がります。

小さい子どもがそんなにじっとしていられれるものではない、というのは間違っていないのだけれども、その価値観を押しつけてしまったら、周囲の理解や共感を得ることが難しくなります。

疲れてきて自分の判断力が落ちていないか、つい迷惑行為に走っていないかと、時々はふりかえってみて。

ただ、気をつけていても、小さいお子さん連れのお出かけでは思いがけないハプニングがつきもの。うまく行かなかったことも“珍道中エピソード”と思って、楽しめるといいですね。

見ていて何だか応援したくなるような、Love&Peaceな子連れが街に増えてくれることを願っております。