夏の厳しい暑さが続きますが、明日8月25日が「パラスポーツの日」に制定されていることをご存じですか?
まだあまり知られていないかもしれませんが、4年後に東京で行われるパラスポーツ最大の祭典の開幕日にちなみ、8月25日が選ばれました。
パラスポーツといっても、やったことも、見たこともないという人も多いのではないでしょうか?
日本ではまだまだその理解が浸透していないといってもよいでしょう。
この日を機に、パラスポーツの魅力について紹介します。

4年後に、いよいよ東京で開催されるパラスポーツの祭典!


パラスポーツって一体なに?

日本では、障がいのある方が行うスポーツを「障がい者スポーツ」と呼んできました。
ですが、最近では「パラスポーツ」といった呼び方が広まりつつあります。
パラスポーツは 「もうひとつのスポーツ」と訳すことができます。
2014年4月、障がい者スポーツもその他のスポーツと同様に文部科学省の管轄に入りました。
それまでは、厚生労働省の管轄だったのですが、その理由は、障がい者スポーツが「リハビリを目的とした医療としてのスポーツ」という位置づけだったことからきています。
障がい者のためだけのスポーツという印象をどうしても受けがちですが、スポーツとして高度な技術が必要なこと、健常者も一緒になって楽しめるスポーツでもあることが、まだ世の中には伝えきれていないでしょう。
「パラスポーツ」という呼び名は、障がい者スポーツのイメージを変えていく役割も担っています。


驚くべきレベルの高さ、パラスポーツの魅力

パラスポーツの種目でみなさんが思い浮かぶものは何でしょうか?
人気マンガにもなっている車椅子バスケットボールは、パラスポーツの花形ともいえる存在かもしれません。
車椅子バスケもファンの間では「イスバス」と、呼ばれ親しまれています。
車椅子に座って、前に進みながらボールをコントロールする。
これだけでも大変なことですが、シュートを打つときにイスバス選手の技術とパワーのレベルを実感します。
実際に、車椅子に座りゴール近くからシュートを放つものの、まるでリングに届かないのです……。
イスバスでは、試合中の激しいぶつかり合いも当たり前。
車椅子のまま転倒することも多々ありますが、それでも選手は自分で起き上がれる素晴らしいパワーをもっているのです。

車椅子とボールをコントロールするのは至難の業

車椅子とボールをコントロールするのは至難の業


すべての人が楽しめるパラスポーツへ

イスバス日本一を決める日本選手権の決勝は、なんと3000人近い観客を集めるほどの人気を誇ります。
そんなパラスポーツの花形のイスバスですが、プレー環境が整っているチームはひと握り。
体育館が傷つくことから利用できないこともあれば、選手の数が揃わないというパラスポーツならではの苦労も多々あるのです。
ですが、チームによっては健常者も交じって、一緒にイスバスの練習を行うというところもあります。
パラスポーツの特性から、競技人口を増やしていくというものではありません。
ただ、パラスポーツの選手が希望をもってプレーを続けるのには、健常者も一緒になって楽しめる環境をつくることが大事になってくるでしょう。
―― 今回お伝えしたのは身体障がいの方が行うパラスポーツですが、
他にも視覚、聴覚、知的、精神の障がいをもった方たちもさまざまなスポーツを行っています。
百聞は一見に如かず。
ぜひ、一度パラスポーツの現場に足を運んでみてください。

パラスポーツは健常者も一緒に参加したいものです

パラスポーツは健常者も一緒に参加したいものです