歳を重ねるに連れて、いろいろな不幸を体験していくのが人間というもの。同窓会ともなれば、いつの間にか不幸自慢大会となってしまうのだ59才の女性Rさんはこう話す。

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 高校時代の同窓会で、元マドンナが「夫が女つくって家出した」のひと言。そしたら「うちのは会社の経理の女と、貯金通帳を持って逃げて今、裁判中」と自営業の元ヤン。元優等生まで、「まぁ、それも元気だからできることよね。うちのは2年前から寝たきりで」と変化球。

 すると、いちばん不幸とは縁がなさそうな平凡だった子が近づいてきて、「みんな大変だね。うちのダンナも2か月前に突然死しちゃったんだぁ」とさら〜っと。

 このひと言で、危うい感じで続いた“不幸の積木”がガラガラと壊れた気がしたわ。いくら15才年上のダンナで後妻だったからって、2か月前に夫を亡くして、同窓会に出席するかな。

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 なんだかんだで楽しんでいるかのように見える不幸自慢大会。税理士の35才女性Yさんも、こんな不幸を告白する。

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 デパートのトイレには行列がずらり。順番がやっと次の次となった時、個室から出てきた人は汗まみれの顔面蒼白。お腹をこわしているのは間違いなし。

 気の毒だけど私はあそこに当たらなくてラッキーとホッとしたわよ。ところが前に並んでいたおばさん、クルッと振り返り「洋式は苦手なのでお先にどうぞ」だと? 条件反射で「ありがとうございます」とは言ったものの、結果は…想像の通りでした。

※女性セブン2016年9月1日号