23日、英国でこのほど、大学の宿舎に戻る途中の中国人留学生が男女4人に襲われるという事件が起きた。写真はバーミンガム大学。

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2016年8月23日、中国僑網によると、英国でこのほど、大学の宿舎に戻る途中の中国人留学生が男女4人に襲われるという事件が起きた。事件をきっかけに差別問題に対する関心が再び高まっている。

この留学生は英バーミンガム大学に在籍する男子学生で、夜9時過ぎに買い物から帰るところを狙われた。4人は学生を取り囲み、このうちの1人が「金を出さないと殴り付ける」と金銭を要求。学生が応える前に男2人が襲い掛かり、学生は石で頭部や顔面を殴打された上、持っていたかばんや携帯電話などを奪われた。けがの程度はひどく、縫合は計30針に上った。

近年、同大学周辺では強奪、窃盗事件が連続して起きている。今回の事件に対する関係者の反応は分かれており、大学責任者は他の学生に対して「事件は偶発的なもの。このようなことが起きたのは初めて。夜間の外出は控えるように」と注意を促したが、学生らは「この2カ月で語学クラスの留学生は5回以上強奪に遭った」と指摘。学校側はこれを否定すると同時に「被害者の留学生が退院したということは、実際はそれほど深刻な事件ではなかったということ」と説明したため、学生らはさらに不満を募らせた。

また、事件について取材を受けた関係者らはいずれも「差別」という言葉を口にしており、「この地域での華人に対する差別はとても深刻。犯罪被害だけでなく、道を歩く中国人に向けて侮辱的な言葉がかけられることはよくある」との指摘も出ている。(翻訳・編集/野谷)