街の中で見かける、ポピュラーで最もデカいワゴン車と言えば、トヨタのハイエースだろう。そして、最も多種多様な改造デザインにお目にかかれるワゴン車も、ハイエースだ。その改造っぷりはしばしば日本の市民のみならず外国人観光客も驚かされるようである。(写真は旧型の「ハイエース」。写真提供:(C)Nuttapong Wannavijid/123RF)

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 街の中で見かける、ポピュラーで最もデカいワゴン車と言えば、トヨタのハイエースだろう。そして、最も多種多様な改造デザインにお目にかかれるワゴン車も、ハイエースだ。その改造っぷりはしばしば日本の市民のみならず外国人観光客も驚かされるようである。

 中国メディア・今日頭条は20日、「日本人はどれだけ『金杯』にクレイジーな改装を施すか見てみよう」とする記事を掲載した。「金杯」とは、ハイエースに似たタイプの大型ワゴン車を製造する中国メーカーのこと。「海獅」と呼ばれるハイエースとは直接関係ないが、記事は便宜的に「金杯」と称しているようだ。

 記事は、日本が「アジアにおける自動車改造分野の先鋒。その専門的で細かいこと、様々なバリエーションが存在することで独自の地位を築いている」と説明。改造文化自体は欧米の影響を受けているものの、日本のアニメ文化と結びついた改造スタイルは「注目ポイントに事欠かない」とした。

 そして、いろいろな自動車に改造が施される日本において、ハイエースも「かなりの愛好者を持つ車種」であり、日本の改造界で1つの独立した流派を形成していると解説。実際に様々なタイプの派手な改造を施したハイエースの画像を紹介するとともに、「本来素朴で派手さのないワゴン車であるハイエースも、改造が施されることで瞬く間に獰猛な面持ちに変化するのである」と説明し、その「改造し甲斐」からハイエースが愛されているとの見方を示している。

 また、派手な改造は外装にとどまらず、インテリアも「創意あふれる」装飾が施されると紹介。カラフルな照明に、サイズが大きいうえ大量のスピーカーなどが搭載されるとし、「クールなハイエースが、プレイボーイへと変身する」と形容した。また、個人だけではなく、ハイエースに定形の改造を施す業者も存在するとも紹介した。

 自動車やバイク、トラックのデコレーションに共通するのは、とにかく「着飾る」こと。そこには多くの人から注目を浴びたい、という潜在的な意識が働いているようである。その「針の振れ方」の極端さには、びっくりさせられる。中国の人びとは、日本の「改造文化」からも日本人のやることの精緻さや「匠の精神」を感じ取るのだろうか。(編集担当:今関忠馬)(写真は旧型の「ハイエース」。写真提供:(C)Nuttapong Wannavijid/123RF)