2006年に太陽を観測するためにNASAによって打ち上げられた、2機からなる太陽観察衛星プロジェクト「STEREO」。そのうちのSTEREO-Aは稼働を続けていますが、STEREO-Bは2014年に通信が途絶していました。しかしこのたび、STEREO-Bの通信が回復したことが発表されたのです!
 

 
NASAのディープスペースネットワーク(DSN)によれば、STEREO-Bの通信が回復したのは8月21日の6時27分(東部時間)。現在STEREO-Bのシステムは稼働しており、復帰のための努力が続けられています。
 
STEREO-AとSTEREO-Bは太陽を挟みこむように、4年で太陽を周る軌道に配置されました。位置の違う2つの衛星から観測することで「両方の半球」を観測できるSTEREOは、以前に太陽の立体的な画像を撮影し地球に送信していました。また、この配置によって太陽の活動を観測したり、太陽フレアの危険性を察知することもできます。
 
しかし2014年の10月1日、STEREO-Bは定期テストの最中に通信が途絶し、そのアンテナも地球の方向を向かなくなってしまいました。そしてその後、NASAは毎月定期的に通信の再確立を試していたのです。
 
今回STEREO-Bは内部システムと姿勢制御システムが精査され、地球の方向にアンテナを向け続けられるように設定されます。さらに、搭載された観測機器やサブシステムもテストされる予定です。この先STEREO-Bが観測に復帰できるのかどうかを含めて、今後を見守りたいと思います。
 
Image Credit: NASA
■STEREO-B solar observatory is no longer lost in space
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