中国の最新のスーパーコンピューター「神威太湖之光」は、スパコンの計算速度の世界ランキング「TOP500」で世界1位に輝いた。約3年にわたって世界1位を独占し続けてきた中国の「天河2号」は2位となり、順位は入れ替わったものの中国のスパコンが計算速度で1位、2位を占めた。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国の最新のスーパーコンピューター「神威太湖之光」は、スパコンの計算速度の世界ランキング「TOP500」で世界1位に輝いた。約3年にわたって世界1位を独占し続けてきた中国の「天河2号」は2位となり、順位は入れ替わったものの中国のスパコンが計算速度で1位、2位を占めた。

 現在、スパコンの計算速度では中国製スパコンが圧倒的な優位を得ているが、中国メディアの泡泡網はこのほど、かつては日本がスパコンの分野で中国をリードしていたと伝え、「日本は中国に遅れを取っていることに甘んじるつもりはないようだ」とし、日本が高性能なスパコン開発に着手していることを伝えた。

 記事は、富士通が理化学研究所と共同で開発したスパコン「京」は2011年に「TOP500」で1位だったと伝える一方、最新の「TOP500」では5位となったことを紹介。さらに中国の「神威太湖之光」は「京」の10倍以上の計算速度であることを指摘し、計算速度では圧倒的な差があることを伝えた。

 続けて、日本が1300億円を投じ、京の最大100倍の計算能力を持つ新しいスパコン開発に向けて着手していることを指摘し、完成すれば中国の「神威太湖之光」の10倍以上の計算速度を持つことになると伝えている。

 中国の近年におけるハイテク分野における躍進は目覚ましいものがある。スパコンの計算速度はもちろん、8月16日には盗聴が不可能とされる量子通信衛星「墨子号」の打ち上げにも世界で初めて成功した。中国の民間における製造業では低品質という評価がまだ一般的だが、政府が主導する分野における技術力は間違いなく高い。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)