親が自分の子どもに対して抱く愛情は一般的に非常に深いものがある。子どもの健康に対する親心に国境はないといえるが、中国メディアの慧聡制薬工業網はこのほど、日本旅行で買い物を楽しむ中国人旅行客に人気のある商品の1つに「子ども用の医薬品」があると紹介し、人気の背景について説明した。

 記事は長期にわたって中国人旅行客のガイドを務めているという日本人ガイドのコメントを紹介。日本人ガイドは中国人旅行客に人気の医薬品は「子ども用の医薬品」であり、例えば風邪薬、熱冷まし用の冷却シート、咳止めシロップ、虫よけスプレーなどが人気だと紹介している。

 続けて、中国国内の子ども用医薬品事情について説明。記事は「現在、中国の子ども用医薬品の不足は深刻であり、4000社の製薬関連会社のうち子ども用の医薬品を生産している会社は5%に満たず、しかも製品には厳格なテストと審査が欠けている」と指摘。続けて「中国と対照的に日本の子ども用医薬品は多種多様で、同一種類の商品でも子どもの年齢に応じて細分化されている」と称賛、日本製の子ども用医薬品が中国人旅行客に人気がある理由を明らかにした。

 子どもに対する親の愛情の深さは理屈では語れない。子どもが病気になれば、できるだけ早く、しかも副作用のない方法で健康を回復させてあげたいと願わずにはいられないのが親の心情というものだ。従って、中国国内では手に入らない優れた効能のある子ども用医薬品が中国で人気があるというのはよく理解できる。

 中国の子ども用医薬品事情について記事が「厳格なテストと審査に欠けている」と指摘している点も、子どもを持つ中国人の親たちにとってみれば非常に不安な要素だろう。日本の優れた品質管理制度は、子どもの健康を心から願う中国人にとって貴重な制度だと言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)