2016年8月22日、台風9号が関東に上陸したことで、多くの路線が遅延、運転を見合わせた。大きな混乱が生じたさなかの同日朝、次のようなツイートが投稿され、話題となっている。

神奈川県内を走る各線がリスト化されている。どの線が止まるかで、台風の被害状況の判定基準にしようということだろうか。「いつもの」「伝統芸能」といったものから、「ヤバい(確信)」「非常事態宣言」へと深刻度を増していく。

神奈川県民にとってはおなじみのネタなのだろう。リツイートは6000を超え、さらに拡散中だ。

それにしても、最終的なボーダーラインとして挙げられている、「大雄山」って......?

「今も動いてるww」

冒頭のツイートには、こんな声も寄せられている。

リストの中に、鶴見線、京王線、田都(田園都市線)などがないと指摘する人たちもいる。神奈川県民の関心の深さがうかがえる。

それにしても「大雄山」とは何か?


伊豆箱根鉄道大雄山線(Cassiopeia_sweetさん撮影、Wikimedia Commonsより)

大雄山線とは、神奈川県小田原市にある小田原駅と、南足柄市にある大雄山駅を結ぶ、伊豆箱根鉄道の路線である。路線距離は約9.6キロ、駅は12駅という小さな鉄道路線だ。しかし沿線には大規模な工場や事業所が多く、利用者の数は多いという。

大雄山線については、下のような声も届いている。

「大雄山線、20年以上近くに住んでて止まったのって3〜4回くらいだったからなー」「今も動いてるww」といった感想だ。

そこでJタウンネット編集部は伊豆箱根鉄道に電話して、一応確認してみることにした。電話に出てくれたのは総務部の広報担当者Aさんだ。

「確かに22日は、台風9号の影響により、大雄山線が運休することはありませんでした」とAさん。「しかし当社には自然災害に対する規定があり、台風の場合は風速25メートル以上、地震の場合は震度4以上の場合は、運転を見合わせることになっています」とのこと。事実、2014年には台風のため、2015年には地震のため、それぞれ1回運休したという。

大雄山線が止まっても、神奈川県が終了するわけではないので、ご安心を......。