兄弟車ケイマンの9年前に登場したふたり乗りミッドシップオープンの718ボクスター。当初はデートカーだったが進化。現行車は300馬力の2Lターボと350馬力の2.5Lターボを用意!

写真拡大

フェラーリにランボルギーニにマクラーレンにロータスーー。

世界にスポーツカーメーカーは数あれど、男が、いや、男のコが心底「いつかは乗りたい!」と憧れるブランドは、やはりドイツのポルシェじゃないだろうか。そんな俺たちの永遠の憧れが今、世界中でバカ売れしているのだ。

1990年代は年間販売台数が1万台ちょいに減ってしまい、経営危機も訪れたのだが、日本の各メーカーの工場を視察し、生産方式などの体質を徹底改善すると、あれよあれよという間に5万台突破! そして2002年にSUVのカイエンを投入したら大爆発し、年間販売台数は10万台を突破。一時はドイツの巨人「フォルクスワーゲン」の買収計画まで出たほど。

この規格外計画はリーマン・ショックほかでオジャンになったが、その後もポルシェは見事なまでに躍進を続けて去年は22万台超の年間販売台数を記録! 今年上半期も3%アップの11万7963台と去年の上をいく実績を記録した。

これは結構、異例な事態。そもそもポルシェは販売価格1千万円前後という超高級ブランドだから、実は年間数万台売れれば御の字。例えば同様のスーパーカーの頂点に目をやれば、フェラーリの年間販売台数は約7千台、ランボルギーニは約3千台、マクラーレンは約2千台というレベルだ。

もちろん、フェラーリやランボルギーニは1台3千万円とポルシェの数倍。それだけに数千台でも大儲けなのだが、要はトヨタ的な薄利多売の逆をいく“厚利少売型”。

その点でポルシェの販売台数はもはや量産メーカーのレベルに入りつつあり、まさに前代未聞の“厚利多売”の奇跡を起こしつつあるのだ。

もちろんそこにはウラ事情があり、今やポルシェの売り上げの7割以上が高級ラグジュアリーSUVのカイエン&マカンだ。口の悪い人間は「今のポルシェはスポーツカーメーカーじゃなく、SUVメーカーだよ」と揶揄(やゆ)する。

しかし、実は世界中でじわじわと、硬派スポーツ・911系と、ボクスター&ケイマン系の販売が今、伸びているのだ。

そこで発売中の『週刊プレイボーイ』36号では、ポルシェの真骨頂であり本当のスゴさを象徴するスポーツカーの現在を特集。スポーツモデル718ケイマン&718ボクスター、そして大幅改良の911の新型に試乗し、世界中で高まるポルシェ人気の秘密に迫った! 是非そちらもご覧いただきたい。

(取材・文・撮影/小沢コージ 写真/ポルシェジャパン)

■週刊プレイボーイ36号「最強ポルシェの人気が全世界でスゲェ!!!」より