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色々な種類のパンと一緒に、お店に並んだこねたもの。
食べたことのある人からの感想も一緒に並んでいます。

結局どれがいいのでしょう?
感想を読むうちに、かえって迷ってしまい
なかなか決められないなんてこともありますよね。

そんな時は、日本に曹洞宗を持ち帰った
道元禅師のエピソードから学んでみましょう。

道元禅師が中国で修行をしていたときのこと、
ある夏の日にお寺の食事係の仕事をする老僧に出会いました。
焼けるような暑い日差しの中、汗水をたらし見るからに辛そうです。

心配になって「誰か若い人に手伝わせては?」と声を掛けると、
こんな言葉が返ってきたといいます。
「他不是吾」(たはこれわれにあらず)
「人に任せてしまっては、自分の修行にならないよ」といった意味の言葉です。

確かに、誰かに任せてしまったことは自分の経験にはなりません。
老僧にとってはこの仕事も、大切な修行のひとつだったのです。

本や映画や食べ物など、身の回りの様々なものについて、
多くの人の感想や意見を知ることができる時代になりましたが、
いくら沢山の助言を聞いたとしても、自分自身が試してみなければ、
自分自身の経験にはならないものです。

あなた自身が「良い」と感じたその感覚を大切に、体験することを恐れず、
多くのものを自分の糧としていくことで、世界は広がっていくはずです。

■こむぎこをこねたもの、とは?

■著者紹介

Jecy
イラストレーター。LINE Creators Marketにてオリジナルキャラクター「こむぎこをこねたもの」のLINEスタンプを発売し、人気を博す。「こむぎこをこねたもの その2」、「こむぎこをこねたもの その3」もリリース。そのほか、メルヘン・ファンタジーから科学・哲学まで様々な題材を描き、個人サイトにて発表中。

「週刊こむぎ」は毎週水曜更新予定です。

(Jecy)