俳優の高畑裕太(22)が女性への強姦致傷の疑いで群馬県警に逮捕されたことがわかった。8月23日未明に群馬県前橋市内のホテルで埼玉県在住の40代ホテル従業員女性の手足を押さえつけるなどして性的暴行を加え、けがを負わせたという。

ドラマだけでなくバラエティー番組などでも活躍中だった高畑容疑者だけに、周囲は対応に追われている。23日には「徳井と後藤と芳しの指原が今夜くらべてみました」(日本テレビ系)にゲスト出演する予定。また27日〜28日放送の「24時間テレビ39」(日本テレビ系)にも出演予定だっただけに、その影響は計り知れない。

高畑容疑者の母は女優の高畑淳子(61)。女優として働きながら、女手一つで高畑容疑者ら2人の子どもを育てあげた彼女は今年7月、【高畑淳子 40代で行きついた「人生で大事な2つのこと」】と題する本誌記事で、その苦労を語っていた。

「38歳で裕太を産んだときです。出産後に舞台が控えていたので、復職して仕事を探さなきゃということはなかったのですが、産後復帰した舞台の稽古で、大きな声を出した途端、下からジャーッと出てきて……。おむつをしながら稽古したことを覚えています」

産後の体力低下を感じながら復職を果たした高畑。そんななかでも子供に愛情を注ぐことは怠らなかった。

「裕太はアトピーやぜんそくもあって病気がち。救急車で病院に連れていくこともしょっちゅうでした。夜もかゆさから体をぽりぽりかくし……。でも、ステロイドは使わずに治そうと決意したころから、自分のことをまったく気にしなくなりました。『子どもさえ元気でいてくれたら、それでいい』と思ったのです」

調べに対し「女性を見て欲求を抑えられなかった。やったことは認めるが、計画していたわけではない」と供述しているという高畑容疑者。無償の愛を注いでくれた母の思いは、彼には届かなかったのだろうか。