オリンピック選手が語る、勝つための「物理学」

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17日間にわたる大会に幕を閉じたリオオリンピック。今大会で活躍した競泳、体操、陸上、アーチェリー、BMXの米国の選手たちが、試合を制するための「物理学」について説明する動画を紹介。

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ケイティ・レデッキー(19歳)が、自身のもつ世界記録を更新し、2位と半ラップほどの差をつけて競泳女子800m自由形で金メダルを獲得したのは、いまだにあり得ないことのように思える。

彼女の力の秘訣は誰にもわからないが、五輪出場の水泳選手たちは「水の抵抗」の物理的な性質と抵抗の軽減という難題に関して、細部にわたって入念に準備・訓練している。

体操女子団体と個人総合で金メダルをとった身長145cmのシモーネ・バイルズ(19歳)が、得意の「バイルズ」(後方伸身2回宙返り2分の1ひねり)を決めるシーンを観るとうっとりしてしまう。

そのパワー、筋肉運動の協調、優美な着地は、凡人には理解しがたい。だが、彼女は映画のスーパーヒーローではなく、地道な訓練と研究を重ねてきた。この動画で、米国出身の体操選手たちが、驚異的なひねりや宙返りを成功させるために、踏み切りや着地の角度をどんなふうに研究しているかを見てほしい。

99パーセントの陸上選手にとって、スタート時の遅れは災いとなる。だがウサイン・ボルトにとっては、伝説がまたひとつ増えるに過ぎない。「世界最速の男」と言われる彼は、米国の短距離走選手ジャスティン・ガトリンを追い抜き、100m走で3大会連続で金メダルを手にした史上初のスプリンターとなった(おまけにその4日後には、200m走でも連続3回目の金メダルを獲得した)。オリンピックやパラリンピックで活躍する世界レヴェルの陸上選手たちが、スタートラインから爆走するために体勢とリズムにどれほどこだわっているか、動画を見てみよう。

米国代表のアーチェリー選手ブレイディ・エリソンは、俳優レオナルド・ディカプリオにそっくりだと話題になっているだけでなく、リオ五輪で銀メダルと銅メダルを勝ち取った。この動画では、あごひげを生やした彼が、女子アーチェリー選手のマッケンジー・ブラウンとともに、世界一の選手たちと競い合うのに必要な柔軟性と力、体の位置調整について説明している。

男子BMXレーシングを2連覇中で金メダル候補だったラトビアのマーリス・シュトロンバルクスは、レース中に衝突して、ライヴァル2人とともに倒れてしまった。米国の女子BMX銀メダリスト、アリーズ・ポストは、BMXは「適者生存」のスポーツだと説明している。高速の競技であるため、衝突はほぼ避けられないというのだ。

男子BMX金メダリスト、コナー・フィールズも登場するこの動画では、スタートからわずか2秒で時速約56kmまで加速してからジャンプしたあとの、混み合ったコースに着地するのに必要な体の位置調整や猛烈な脚の動き、バランスについて掘り下げている。

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