昨日(8月22日)、CS放送「MONDO TV」による10月からの新番組『コサキンのラジオごっこ』(初回10月7日 午後11:00〜11:30、全13回)の記者会見が同局で行われました。


1981〜2009年の27年半という長きにわたり、TBSラジオで放送されていた“コサキンラジオ”。「意味ねぇ〜」のキャッチフレーズに代表される独特の世界観を今風に、そしてテレビ番組にアレンジして誕生したのが今回の新番組だそうです。

設定として、ラジオのブース内を想定した空間で番組は進行していく模様。そこでは、お互いが撮影したおもしろ写真、視聴者から投稿されたコサキンに見せたい写真ネタ、コサキンの後輩や関係者から届いた写真などを元にフリートークが展開されていきます。
※投稿写真は、インスタグラムとメールで募集。

コサキンが軌道に乗ったきっかけを振り返る関根勤「逃げたんです、本当は僕ら」


というわけで、遂にコサキンの2人がやって来た!


カメラを持って、逆に報道陣を撮りながら小堺&関根が現れました。

さて、まずは二人が「コサキン」の今までの歩みを振り返ります。


小堺 2人でやったコサキンのラジオは、実は最初はピンチヒッターでして、20代半ばで僕らに時間があったもので、急に「誰か(TBSラジオ『夜はともだち』の)木曜日だけやってくれる人いるか?」と。みんな忙しくて時間がなかった中で、僕らがいたんです。1人だと危ないから2人でやろうとなりました。帯の夜の番組だったんですけど、他の曜日はハガキが300〜500枚来てるわけですね。でも、木曜日は3枚!
関根 最初は2枚だった。制作室に入ってボックスに近付く10メートル前くらいでは0枚に見えるんですよ。「え、0か!?」って小堺君と近付くと、毎回2枚入ってた。「2枚しか来ない!」ってずーっと言ってたら、ある日、3枚来たんですよ。そしたら、大熊良太君が2枚書いてたの。だから僕、大熊良太君の名前は一生忘れないです(笑)。あと、当時はSNSが無かったんですね。非常に内容が過激だったものですから、当時SNSがあったらたぶん叩かれて終わっていたと思います。
小堺 僕らは本当にダメだった。(浅井企画の)川岸専務から電話がかかってきて「やめちまえ、お前らなんか!」って。やめたくてしょうがないんですけど、新人だから「やめたい」とは言えないんですよ。新人で「やめたい」って言ったら生意気でしょ? で、関根さんが「クビになろう」と(笑)。クビになっちゃうようなことをしよう! と。
関根 「やめたい」って言ったら絶対怒られるから。「一生懸命やったけどクビになっちゃいました。また努力します!」ってエクスキューズを言う方法を小堺君に提案したんですよ。「クビになるように仕向けない?」って。そしたら「いいですね」って言ってくれたの。
小堺 「そうしましょう!」って言ったんですね(笑)。そして、関根さんが異常なテンションで叫んだりとかし出したら、なんとハガキが増えてきたんですよ。それで、27年。
関根 逃げたんです、本当は僕ら。
小堺 「災い転じて……」というやつです(笑)。
関根 それで一回目のファンの集いをTBSホールでやるんですけど、その時のプロデューサーが「お前らだけじゃ客がいっぱいにならない」と。だから、当時のスター・中森明菜をゲストにブッキングするって。明菜ちゃんはデビュー2〜3年目で、もうスターでした。それだけ、僕らは信用されてなかったんです。600人集められないだろうって(笑)。
小堺 ハガキが100枚あったら、“歩留まり”があって2割来ないだろうって。
関根 でもねぇ、コサキンは“歩留まり”が9割5分くらいあったんです。
小堺 聴いてる人が、時間いっぱいある人たちだったんです(笑)。
関根 これは今でも自慢できることなんですけど、TBSホール始まって以来、イベント後にごみが一つも落ちてなかったんです。毎回、落ちなかったんです! それはTBSの管理の人がすごい喜んでた。
小堺 あと、調子に乗って「武道館でやろう!」って。武道館のアリーナに300人しかいなかったら面白いだろう」と思って。そしたら、満員だったんですよ!
関根 外にも溢れちゃって。
小堺 「何のイベント?」「コサキンです」って言ったら、みんな「なんだ、それ?」って言ったらしいです。
関根 タダっていうのもあったと思うんです(笑)。
小堺 その時の噂があるんでしょ?
関根 噂で、ダフ屋が「ビートルズの時よりもチケット代が高くなった」って言ってたって(笑)。
小堺 ただ、60年代と80年代では貨幣価値が違うから(笑)。
関根 これは都市伝説ですよね。たぶん、ウソだと思います(笑)。

「ごきげんようをよくする会」を名乗って小堺に電話する関根


――お二人がテレビ番組で一緒になるというのは、お久しぶりなんですか?
関根 『欽どこ』でまず最初に「クロ子とグレ子」をやっておりまして、その後にいくつか2人でやった番組はあったんですけど、レギュラーは2〜3年ぶりくらいです。
小堺 この方(関根)は変な方で、電話をくださるんですね。出ると63歳の常識ある男性としての会話をしてくれるんです。「あ、関根です。こないだの○○、ありがとうございました」って。でも出ないで留守電につながると、誰かになるんですよ。お昼の番組をまだやってた頃、時々やりにくいゲストの方が来た時に留守電が入ってて。「関根勤」って表示が出てるのに「私、『ごきげんようをよくする会』の者なんですけど、今日のゲストの女優の○○さんは小堺さんがせっかくいいフリをしてるのに、ワケのわからない自分の自慢話ばかりを延々しています。二度と出さないようにお願いします」って、そういうのが入ってるんです(笑)。
関根 そういうのをよくやってるんです。あと、ふとお互いの共通の昔の知人を思い出すんです。そうすると「小堺君、喜ぶだろうな」って電話して「もしもし〜? ○○企画のちょっと中条きよしに似てる社長だよ」って。
小堺 俺にしかわかんないよ(笑)!


関根 そういうイタズラするんです(笑)。
小堺 そしたら、すぐに折り返し電話するんです。「関根さんの番号からこんな電話がかかってきたんだけど」って言ったら「そうそう、ちょっと電話貸してくれって言われたんだよ」って。
関根 そういう遊びしてるんです(笑)。
小堺 そういうことを放送する番組です(笑)。
――お二人の息の合ったところが。
関根 ずーっと一緒でしたからね。萩本欽一さんに「お前ら、地下に潜れ」って言われて、2人で下北沢のライブハウスに“潜った”んです。それは、僕が27で小堺君が25の時。「クロ子とグレ子」の2年前です。その前から、同じ事務所っていうことで映画観に行ったりね。『マッドマックス2』観て、その後に『U・ボート』観て二人で疲れて帰ったとか(笑)。食事行ったり、ドライブしたり。
小堺 関根さんは先輩ですから、最初は緊張してたんです。家まで送ってくれることになって、関根さんのサニーカリフォルニアに乗って。車内で「ウチはこっちです」とか言ってたら、いきなり「顔見ろよー!」って怒るんですよ。「え?」って見たら、こういう顔して運転してるんです。



関根 バックミラーをちゃんと小堺君に合わせてるのに、全然気付かないから!
小堺 緊張してるんですよ、僕は(笑)。初めて送ってもらってるから。そしたら「見ろよ!」「あっ、すいません!」「せっかく……」って(笑)。

「どんな写真が来ても、我々は色々しゃべれます」(関根勤)


――先ほど番組を収録してきたとのことなんですが、どんな感じでしたか?
関根 やっぱり昔やってたような楽しい雰囲気で、意味のないような話もしてきました。
小堺 写真を見てインスパイアされたものをしゃべるっていうことなんですけど、ドンドン違う方にも行きましたし、安心です。何を振ってもやってくれますし、断らないですから。
関根 だって、僕が「黒船のペリー」を始めたのは小堺君がきっかけですからね。ラジオでリスナーが黒船のペリー提督の写真をはがきに貼って「もち肌です、ペリーです」って送ってきたんですよ。それで「もち肌だってよー(笑)!」って2人で笑ってたら「どんな話し方するの?」って急に振るから「国を開けなさぁ〜い」って(笑)。
――番組では面白い写真を募集されてるということなんですけど、どんな写真を期待されていますか?
関根 何でもいいんですけどね。普通の写真でも、そこから派生して私たちは色々しゃべれますから。
小堺 今日の収録で、何だったっけ? 動物の。……アルパカだ。まず「吉岡秀隆さんと綾野剛さんがいたので写真を撮ってきました」ってメモが来て、パッと見たらアルパカなんですよ。髪型がアルパカっぽいからって(笑)。
関根 『三丁目の夕日』の吉岡君と、『新宿スワン』の綾野剛君。
小堺 同じ方向見てアルパカが笑ってる写真なの(笑)。
関根 で、顔が似てるんです。ちょっとやられましたね(笑)。
小堺 そういう狙ってるのでもいいですし、綺麗な山の写真でもいいです。

みうらじゅんを語るコサキン


――MONDO TVって、ご覧になったことはありますか?
関根 観てますよ。みうらじゅんさんがよく出てますよね。すごく挑戦的なテレビで、ちょっとセクシーなのもあるんですよね。だからよく観てるんですよ、僕(笑)。
小堺 僕は思うんだけど、みうらさんって「異端だぞ、俺は!」って言わないけど、はっきりと異端じゃないですか。
関根 じわじわ生きてきたけど、いつの間にか確立しているっていうのが素晴らしい。


小堺 駅前の立像の研究をしてるっていうからね。「駅前の立像は、なぜ裸なのか?」とか。昭和の初期は(股間を隠す)葉っぱが小さいとか。そういう研究までしてる。
関根 全国行って、全国の「飛び出し坊や」を見てるんですよ。それで、「飛び出し坊や」を作った人にも、ちゃんとインタビューしてる。ああいうところが、文化・文明を作っていく人だと思います。

関根勤は本気でオリンピック出場を目指したことがあるらしい


ここからは、取材陣の質問にコサキンが答える質疑応答の時間に突入です。

●質問1
――先ほど「当時、SNSがあったら叩かれて炎上していた」というトークがありました。新番組ではインスタグラムと連動されますが、SNSへの対策はございますか?
関根 当時の年齢と違ってお互い60歳過ぎて丸くなったので、炎上するようなことは言わなくなりましたね(笑)。50歳過ぎると、すべてを感謝するようになっちゃって(笑)。だから、意識して加減しなくても大丈夫かなぁと思いますね。やっと、常識人になりました。
小堺 えっ、常識人?
関根 常識人ですよ、私。
小堺 あ、もうおじいちゃんにもなって。(昨年11月、娘の関根麻里が、第一子女児を出産)
関根 みんなに「孫は可愛い」って言われてたんですよ。自分でも想像で「可愛いんだろうな」と予想してたら、それ以上に可愛いから! 『愛と誠』っていうマンガがありましたけど、マンガの岩清水君のセリフを言いましたからね。「僕は君のために死ねる!」。岩清水が愛に言った言葉なんですけど。もう麻里には許可を得て、麻里にやった“ケツケツダンス”と“乳首探しゲーム”は孫にやってもOKなんです。

●質問2
――3枚の写真を送ったとしてお答えください。1つは「安倍首相がマリオの格好をしている」。もう一つは「猫ひろしさんがゴールした場面」。最後に「SMAPの写真」。
関根 安倍さんは、意外と赤が似合うなと思った(笑)。
小堺 いいね、「赤が似合う」って裏の意味がある。俺、安倍さんを見ると、鬼太郎に出てきた「百目」を思い出すのよ。
関根 安倍首相には、永六輔さんのものまねをしてほしいんだよね。できるんじゃないかって(笑)。
小堺 だから、今度はマリオじゃなくて永さんの作務衣を着てもらって。
関根 (永さんのものまねで)「永六輔です〜」
小堺 「(永さんのものまねで)「横町を曲がれば……」って。次は、猫ひろしさん。
関根 ビリではないんだよね。猫さんの芸風で「しょ〜りゅーけん!」って続けてやってたじゃない? あれは心肺能力が支えてたんだって今になって思ったんで、あの芸は凄いと思う。オリンピック選手から芸能界に入った人はいっぱいいるんですよ。でも、芸人からオリンピック選手というのはたぶん初めてだと思う。僕も45歳くらいの時、オリンピックを目指したことがあったんですよ。将来的にゲートボールがオリンピック競技になるんじゃないかと予想してて。ゲートボールを始めるのって、皆さん60歳過ぎてからなんですよ。「今から始めて65歳くらいになれば、キャリアが普通の人の倍になるな」と思って。それでオリンピックに出られるかなと考えたんですけど、ゲートボールは残念ながらそこまで世界中に広まってないんですよね。でも、夢としてそういうことは思いました。


小堺 初めて聞いた、それ。そんなこと思ってたんだ! なんで言ってくれなかったの?
関根 「ゲートボールにもいろいろな上下関係がある」って聞いて、やめちゃったんだよ(笑)。
小堺 で、SMAPですか。キムタク君は、ジムで会ったことあるんですよ。工藤(静香)さんと一緒だった。
関根 キムタクねえ、フジテレビですれ違ったんですよ。私服もカッコ良かった。あとねえ、いい匂いした。あれ、ずるいなぁ、いい匂い。あれ、なんなんだろう?
小堺 俺、芸能人見ると嬉しくなっちゃうのね。ジムで東山(紀之)君に会ったの。普通、プールサイドは滑らないように歩くでしょ? 東山君は颯爽と。


関根 インナーマッスルがちゃんとしてるから。木村佳乃がうらやましい! 
小堺 東山君が俺に「(携帯の画面を見せて)娘です」って。
関根 美人でしょう?
小堺 長女がお父さん似で、次女はお母さん似。
関根 俺、三女で生まれたい!
小堺 三女でいいの(笑)?
関根 わがまま言えるじゃん。
小堺 芸能人と外で会うとドキドキして、嬉しくなっちゃう。沢田研二さんが明治屋さんで並んでたんです。そういう時に声かけたら失礼じゃん。だから、店をお出になってから並んだら、僕が会計終わるのを待ってて、帰ろうとしたら出口のところで深々とお辞儀してくれたの。沢田研二さんだよ!?
関根 気を付けないとね、我々も。外で変な雰囲気で歩いてたりしないように。俺、見つかっちゃったんですよねぇ〜。とんねるずの憲ちゃんとバナナマンの日村君に、歩きながらマンガ読んでるとこ見つかっちゃったの(笑)。
小堺 いいじゃん、別に(笑)。
関根 少年マガジンの『はじめの一歩』(笑)。
小堺 気を付けましょう(笑)。
関根 気を付けましょう(笑)。

というわけで、最後にコサキンからメッセージをいただきました。


関根 番組は1回観ただけじゃわからないんで、自分に合うか合わないか3回くらい観て判断してください。100人が100人合うとは限らないので「全員観てほしい」とは言いませんが「こんな番組を観たかったけど、知らなかった」というのだけは残念なんで、一度は油通ししていただいたらなと。中華の具材じゃないんですけど、それから吟味していただきたいなと思います(笑)。
小堺 時間も金曜日の夜11時からといういい時間帯だと思いますので、ビールでも片手に「バカだね、小堺&関根は」って気楽に観ていただけたらと思います。

最後は、「シン・ゴジラの野村萬斎」と形態模写しながら帰っていった小堺氏。


60歳過ぎても、相変わらずです。
(寺西ジャジューカ)