職場×人工知能の実態調査!3割以上が「AIに仕事を奪われる」と不安視

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ジャストシステムが、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp」において、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用した『職業別の仕事と人工知能に関する実態調査』を実施、その結果を発表した。

職場×人工知能の関係を調査!

今回の調査は、現在の職種が「会社員、経営者、公務員」と、回答した20歳〜69歳の男女1,106名を対象に、「現在行っている仕事と人工知能との関係」「将来的に人工知能が自分の職場に導入されてほしいと思うか」「人工知能が職場に導入されるとなった場合にどのように感じるか」「人工知能にどの程度仕事を依頼したいと思うか」などの他、「消費者としての観点から、人工知能に置きかわると思う仕事」について質問したという。

3〜4割が「仕事を奪われる」不安を表明

「企画・マーケティング、広報・PR、市場調査・アナリスト」などのマーケティング関連職種では、人工知能によって「自分の仕事のほとんどが奪われるのではないかと不安」に思っている人は17.9%。

「自分の仕事の一部が奪われるのではないかと不安」に思っている人は14.3%。合計で、32.2%が「人工知能が自分の仕事を奪うのでは」と不安に思っていることが判明。

また、営業職に従事する人のうち、「将来的に自分の仕事がすべて人工知能に置きかわると思う」と回答した人は8.2%と1割を切ったものの、「一部のみ置きかわると思う」人は37.0%で、合計では4割を上回る結果に。

 製造業務は6割近くが不安を表明!?

自分自身の仕事ではなく“消費者”の立場としてみた場合では、57.7%の人が「工場などでの製造業務は人工知能に置きかわる」と思っていることが判明。※複数回答あり

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また、62.9%が「人工知能やAIによって所得の格差が広がる」「人工知能により、仕事の種類や内容によっては所得格差が広がる」という質問に対し、「あてはまる」もしくは「ややあてはまる」と回答したという。

 災害救助・介護福祉での活用は「期待」

一方で、人工知能やロボットに期待することとして最も多く挙がったのは「災害救助業務」(56.7%)、次いで「介護・福祉業務」(47.4%)。

危険な場所での作業や、過酷な労働現場での人工知能やロボットの活用には多くの人が期待しているようだ。

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近未来、人間の仕事はなくなるかも!?

今回の調査では、「製造業務が人工知能に置きかわる」と、多くの人が予測する結果となったが、テクノロジーが進化するにしたがって、あらゆる業種が仕事を奪われることになる恐れはあると思う。

これまでも、オックスフォード大学が、あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」を発表し、野村総研も10〜20年後に国内労働人口の49%に当たる職業が、人工知能やロボットで代替される可能性が高いという推計を発表している。

 「代替可能性が低い職業」も油断禁物!

また、「代替可能性が低い職業」として発表された職種もあるが、それすらも油断はできない。

例えば、そうそう代替がきかなさそうな“シナリオライター”だが、今年7月、「Benjamin」とよばれる人工知能がシナリオを書いた、世界初AI脚本によるショートフィルム『Sunspring』が発表され、筆者を含め心中穏やかでないライターは多いはず。

今のところ、内容的に一貫性がなく、会話もとんちんかんということらしいが「代替不可」と、安心できないことだけは確かだ。

他にも、俳優やタレント、アナウンサーも「代替可能性が低い職業」とされているが、映画「アバター」を観て「俳優いらなくない?」と、感じた人は少なくないはず。

公開中の映画「ジャングル・ブック」が、「少年以外、すべてCG」をウリにしているが、「少年すら、すべてCG」が当たり前にならないことを祈りたい。