子どもたちの夏休み期間中、日本では各地で鉄道に関連する展示会や、各鉄道会社による子供向け体験イベントが数多く催される。そして、電車や列車の旅を経験する子どもも少なくないはずだ。日本の鉄道交通は子どもから大人まで広く親しまれ、愛されている・・・日本を訪れた中国の人たちにはそのような印象を覚えるかもしれない。(写真は京都駅の構内、写真提供:(C)peia/123RF)

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 子どもたちの夏休み期間中、日本では各地で鉄道に関連する展示会や、各鉄道会社による子供向け体験イベントが数多く催される。そして、電車や列車の旅を経験する子どもも少なくないはずだ。日本の鉄道交通は子どもから大人まで広く親しまれ、愛されている・・・日本を訪れた中国の人たちにはそのような印象を覚えるかもしれない。

 中国メディア・今日頭条は18日、「レール交通から感じる、細やかな日本」と題した記事を掲載した。記事は、桜や富士山が日本のシンボルと思いがちだが、実は日本を縦横に走るレール交通こそが「この国の細やかな生活を究極的に表現しているのである」としている。そのうえで、京都駅を例に挙げて日本のターミナル駅の機能について紹介。乗車とショッピング、グルメ、さらには展望スペースまで備わっている総合施設たる駅は「想像を超えていた」とし、「本当に駅としての機能しか持たないわれわれの駅のことを考えた」と伝えた。

 また、日本では都市のレール交通は路線バス化しており、ほぼ時間通りに電車がやってくる状況は「遅延が日常的な中国にとっては、全くもって神のような存在」と形容。さらに、遅延の状況が電車内の案内板にはっきり表示されることについても驚きをもって紹介している。

 記事はさらに、都市レール交通や新幹線のみならず、日本にはまだまだたくさんの「ミニ列車」が走っていて、観光旅行の一部分になっていると説明。その例として、路地と海岸の間を行く江ノ島電鉄や、峡谷を渡る絶景が楽しめる嵯峨野観光線、さらに箱根の登山鉄道やケーブルカーを挙げて解説した。

 記事はもう1つ、日本の鉄道において深い印象を覚えた点について言及している。それは、運転手や車掌の行動だ。中国の運転手ほど厳しい表情をしていないほか、さまざまな手振りを出したり、ミラーを見たり、旗やカバンを触ったり、そしてダイヤグラムを見たりと「留まることなく動いているように感じた」とのことである。

 ガタンゴトンという列車の音を聞いたり、テレビでローカル線を行く旅番組を見たりするたびに「ああ、久しぶりにゆっくり鉄道の旅でもしたい」と思う。日常的に欠かせない交通手段である一方で、われわれをしばしば非日常の世界へと誘ってくれる。日本人にとって鉄道は、そのような乗り物なのだ。平日にはスーツ姿ですし詰め状態になって乗る通勤電車も、休日に普段着で乗車すると全く違う心持ちになるから、不思議である。(編集担当:今関忠馬)(写真は京都駅の構内、写真提供:(C)peia/123RF)