手土産に、東京でしか求められない味【甲斐みのり「おやつの時間」】

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夏の帰省前。「母への手土産、なににしようかな......」。頭の中をくるくると、あれやこれやが巡ります。出来あいの惣菜がいいか。日持ちのする食材がいいか。喜ぶものをと考えていたところ、この夏はこれだと、ぴかっと光ったのが、お茶に合うおやつ。
静岡生まれの母が、朝昼晩と大切にしている食後や午後のお茶の時間。東京でしか求めることのできない味を持ち帰って、一緒におやつの時間を過ごせたらと。
ちょうど仕事で訪れる先のすぐ近所に、食の名店があるのを思い出し、用事を済ませて早歩きでお店へ。明治7年創業の老舗「村上開新堂」の姉妹店として、焼き菓子やジャムなどが並ぶ「山本道子の店」。村上開新堂のディナーとお菓子は紹介制の貴重な味ですが、すぐお隣の山本道子の店ならば、全てが手焼きのため一人あたりの購入数制限はありますが、店頭に品があれば、紹介者の必要がなくその場で求めることができます。
目当てのものが品切れの可能性もあるので、店に着くまでは気が気でありません。
「山本道子の店」のチョコと抹茶のクッキー
......あった、あった! マドレーヌやメレンゲなどもある中から選んだのは、ピンク色の缶に入った、チョコと抹茶のマーブルクッキー。一見薄手のクッキーですが、ポックリと音を立てるほど堅く焼き上げられているのが特徴。この歯ごたえも滋味のうち。子どもの頃に母が作ってくれたクッキーも、よく噛んで食べるような堅い仕上がりでした。
そこに座るとほっと落ち着ける実家の食卓にお土産袋をトンと置き、静岡茶を煎れておやつの時間。昔はいつも母がおやつを用意してくれたけれど、これからは私がね。おやつも親孝行のうちなのです。
[村上開新堂,山本道子の店]
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MYLOHASさん(@mylohas_official)が投稿した写真 - 2016 8月 15 11:21午後 PDT

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