海里(滝沢秀明)の妻・優香(木南晴夏)が意識を取り戻して急展開をみせた『せいせいするほど、愛してる』5話。
海里と未亜(武井咲)は、お互いの気持ちを確かめ合ったばかりなのに、さっそく邪魔が入る。引き返すなら今か……。


性悪姉妹が暴走


社内では副社長(三好海里・滝沢秀明)の妻が意識を取り戻したことが話題に。忙しい合間をぬって毎日看病してたら奇跡的に目覚めた、という美談になっていた。「なんかドラマみたいですよね!」というセリフのとおり、ドラマらしく急展開していく。

「でもさ、どうせ目覚めるなら明後日なら良かったのにね。8月6日は海里の誕生日でしょ、なんかロマンチックじゃない?」(満面の笑み)
目を覚ましたばかりなのに、妻・優香(木南晴夏)は強烈だった……。

上司の向井雅代(神野性悪姉妹が暴走「せいせいするほど、愛してる」5話三鈴)に連れられて未亜(武井咲)が見舞いに行くと、よくしゃべる優香がいた。未亜はここで初めて海里の誕生日を知る。既に体の関係を持っているにも関わらず、このタイミングで? 二人きりの時はどんな会話をしていたのか。

妻だけが知る彼のこととか、自分が知らない過去にショックを受けてしまうのが愛人の辛いところ。そんな未亜の気持ちを汲んでフォローする海里がカッコ良かった。

やさしすぎる海里


副社長と呼ばれる海里に対して、「プッ」と吹き出すなど、イヤミを言う余裕がある優香。ケンカになってもおかしくない場面でも海里は黙ったまま。つまらないトラップにひっかからず、無言を貫く強さがカッコいい。

海里は意識が戻った妻を見て、喜ぶどころか怯えるような表情をしていた。
そもそも、離婚届けを出しに行く途中で事故に遭ってしまった優香と海里。
「目覚めてくれて嬉しい」などの言葉は一切ない。看病はするけれど愛情はないと、無言で伝えようとしているのか。

LINEを覗き見した優香は二人の関係に勘づいたのか、わざわざ日曜日に未亜を呼び出す。エレベーター前で未亜を出迎えてくれた海里。守られているようで心強いけれど、事前に止めてくれたらもっと嬉しい……。

海里を侮辱したかと思えば反対にノロけたり、まるで昼ドラを見ているかのような底意地の悪さ。元気になったら「たわしコロッケ」に「財布ステーキ」の登場も時間の問題か。

そんな姉妹に振り回される中で、海里は隙を見て連絡をくれた。
「声、聞きたくて」
「きっと大丈夫だから心配するな」
「すまない、一人にさせて悪かった」
連絡なさすぎ! といいたいところだけど、妻に会って落ち込む気持ちを理解してくれたのか、「ありがとう、未亜」と、初めて名前を呼んでくれた。
デート中でも呼び出されたら病院へ駆けつけるけれど、代わりに部屋の合鍵を渡してくれた。少しずつでも進展があるから頑張れる!

頻繁に呼び出されては駆けつける姿に胸が痛むものの、文句一つ言わない強さは素敵だ。相手が誰であろうと、困っている人を放っておけないタイプだろう。反対に、未亜を悲しませたくないがために、仕事だと嘘をついて病院にいたり、他の男に嫉妬したり。あっさり見破られてしまう不器用さがカワイイ。

さて、未亜がピンチのときに現れるのが宮沢(中村蒼)。
このドラマの男性陣はどうして家の前で待ち伏せしたり、突然訪ねてきたりするんだろう……。

未亜を励ましつつ、「俺と結婚を前提につき合ってくれませんか」とプロポーズ。先手を打たれたことも知らない海里だが、思わぬところで事実を突きつけられる。
未亜の元カレ・陽太(高橋光臣)が二人の関係をリークしたせいで、社長から問いつめられる二人。未亜なりに機転をきかせて、「ジミーチュウの宮沢さんと婚約しているんです」と海里の前で明かした。
海里との関係を守るためとはいえ、宮沢のプロポーズを利用するのはちょっとマズいのでは……。
6話は今夜放送。
(柚月裕実)