施設全体が自然のフィールド「モリパーク アウトドアヴィレッジ」は、ファミキャン層にこそおすすめしたい

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都心から車で2時間。同じ東京都内でありながら大自然が広がる奥多摩は、気軽にアウトドアを楽しめる人気のエリア。そのフィールドへの玄関口に位置する昭島市に、まもなくオープン1年半を迎える「モリパーク アウトドアヴィレッジ」がある。

アウトドアに特化したこの体験型商業施設は、あえて言うならファミキャン専門、あるいは手軽にアウトドアを楽しみたいライトユーザーにこそおすすめしたい。クライミングやカヌーをその場で体験し、実際に販売している商品に触れ、自分に合ったギアが選べるからだ。

自然に近い環境で
目的に合うギアを吟味する

施設全体がひとつのフィールド」をテーマにしているというだけあって、アウトドアヴィレッジ内のディスプレイは、どれも臨場感にあふれている。

たとえば、店舗内で販売されているものと同様のテントが、そのまま芝生の上に設置されている。常設ではないものの、ブランドごとのデザインや特長が一目瞭然。中に入って広さを確かめるだけでなく、寝っ転がった際の背中やお尻の感触をじかに味わってみるのも手だ。

これが店舗内の冷たいタイルの上で、ただ広げただけのモノであれば、テント内の明るさや温度など、細部の情報はまず得ることはできない。そうやって質感を確かめながら、シュラフやスリーピングマットも選んでいける。

それは、折りたたみ式のチェアも同じこと。砂地や草の上、自然の地形で深く腰かけてみれば、沈みこみや安定感に大きく差が出ることに気づくはず。

つまりは、自然のフィールドに近い環境をその場で体感することで、最適なギアを選んでいけるから面白い。より、現場での使い心地をイメージしやすいことは、年に数えるばかりしかフィールドに出ないライトユーザーからしてみれば、キャンプ1回分に等しい価値があるはずだ。ある程度こなれた人(ないしは上級者)でなく、ライトユーザー向けとした理由がまさにココ。

本格「アウトドアめし」を
その場で買える食器で提供

お試し体験はこんなところにも。スノーピークが運営するレストラン「スノーピーク イート」では、キャンプ気分で“アウトドアめし”が登場する。

こちらは、人気商品コンパクトなダッチオーブン(コロダッチ)を使って煮込んだハンバーグのセット。ライスを盛ったアルミのプレートも、ドリンクのマグも、レストラン内で使用しているものはどれも、この場で手に入るスノーピーク製だ。手にとって味わってモノの良さを吟味すれば、フィールドでの料理シーンがイメージできるはず。

ちなみに、テラス席に張られたタープの下でも、テント内部のテーブル席でもランチできる。

スキルレベルで選ぶ
国内外14のブランド

フィールドに出る経験が増えれば、それだけ自分のスタイルにフィットするプロダクトがブランドごとに分かれてくる。その時初めて専門店へと向かっても遅くはない。けれど、国内外14の人気ブランドが一堂に会しているのがこの施設。今の自分のレベルに合ったギアを見つける楽しみは、他のどの郊外型商業施設やアウトレットモールでもかなわない。

では、単にショップが集まるだけかといえば、さにあらず。施設内には、フィールドの地形を再現した全長200mのトレッキングコースや、芝生広場、さらにはカヌー体験も可能な人工池など、アウトドア体験の可能性を広げるアクティビティが盛りだくさん。

ボルダリングだけじゃない!
高さ16.5m国際基準の
クライミングウォール

そして、アウトドアヴィレッジを象徴するランドマークであり、この施設のもう一つのウリが、高さ16.5メートルのそり立つ壁。

ワールドクラスの大会も開催可能な「クライミングウォール(愛称:モリロック)」は、まさしくシンボル的存在だ。ウォールの真下に行くと、頭上に覆いかぶさってくるような迫力に、きっと足がすくんでしまうに違いない。

それでもこの環境に身を置くと、なぜだか不思議と勇気が湧いてくる、かもしれない。多少でも経験があるなら、ロープクライミングに挑戦してみてはいかがだろう。

さすがに16メートル超えの壁には抵抗が……。ならば気軽にボルダリングから初めることも。年齢、性別問わず、体力や技術に応じた楽しみ方ができるのも、魅力のひとつだ。

また、2020年東京オリンピック正式種目となった、スポーツクライミング出場に向け、未来のメダリストたちが真剣にウォールに挑む姿も絵になる。クライミング有料スクールのクライミングジム・ヨガスタジオ「PLAY」に通う、放課後の子どもたちの軽やかなクライミングは見ているだけでも爽快だ。

奥多摩エリアの
情報発信地として

ちなみに「ノルディック・ウォーク体験」や「テント設営会」、「カヌー体験」などの定例イベントも多く、新たなアクティビティ挑戦への第一歩としても、アウトドアイベントのコミュニティネットワークとしても機能しているアウトドアヴィレッジ。奥多摩エリアのベースキャンプとして、フィールドライフを楽しんでみてはいかがだろう。

ところで、ここまであえてアウトドア初〜中級者向けに紹介をしてきたが、もちろん上級者も十分納得の商品ラインナップであることは、忘れずに付け加えておきたい。