うま味・コクがあるのに時短!トマトの無水カレーの作り方

食材の栄養素が普通の調理法よりも損なわず摂取できることで、健康志向の人たちに注目を集めている無水調理。中でも、無水カレーは濃縮された具材と調味料、スパイスなどがぎゅっと詰まったコクとうま味が存分に楽しめるカレーだ。そこで、トマトに強いカゴメのフードプランナーに、トマトを使った無水カレーの魅力とレシピを教えてもらった。

■人気の“無水調理”って何?

今、話題の無水調理。その名のとおり、水を使わない調理法だ。野菜などの食材の水分や調味料などが水の代わりになる。調理中は、これらの食材から出た水分が蒸気となるが、鍋にふたをすれば、蒸気の中に含まれるビタミンなどの栄養素が最終的に食材に戻ってくるため、栄養素を可能な限り逃さず食べられる。野菜不足が叫ばれる中、栄養の流出を防ぎながら食べられるのはうれしい。

さらに無水調理のメリットは、栄養だけでなく、うま味や色合いもアップするところだ。無水調理は「おいしく健康的に」調理するための一つの画期的な方法なのである。

■フードプランナーに聞く!トマトの無水カレーの魅力

無水料理の中でも、特に人気の無水カレー。どうやら、トマトやトマトソースを入れるとさらにおいしくなるのだという。そこで、トマトのエキスパートであるカゴメのフードプランナーであり管理栄養士でもある上ノ堀 聡子さんに、トマトの無水カレーの魅力を聞いてみた。

「トマトには、うま味成分の遊離グルタミン酸が他の野菜よりも多く含まれているため、料理に使うと、うま味だしになります。カレーに加えると、肉のイノシン酸との相乗効果で、より一層、おいしくなります。

また、トマトのおいしさは、グルタミン酸だけでなく、甘味と酸味が調和しているのが特長です。トマトならではのうま味、甘味、酸味が加わることで、カレー全体の味のバランスが調い、コクのあるおいしさになります」

■トマトの無水カレーの作り方

コクとうま味がたっぷりのトマトの無水カレー。早速、上ノ堀さんにその作り方を教えてもらった。

●「煮込まないから簡単!彩野菜の無水トマトカレー」

うま味・コクがあるのに時短!トマトの無水カレーの作り方

【材料】(2〜3人分)
合いびき肉----------100g
なす--------------------1本
ピーマン--------------1個
パプリカ(黄)-------1/2個
しめじ-------------------1/2袋
サラダ油---------------大さじ 1
トマトソース------- 1缶(今回は295gを使用)
カレールウ---------------2皿分
ご飯----------------------2〜3人分

【作り方】

1.なすとピーマン、パプリカは2冂度の角切りにする。しめじは小房に分ける。

2.フライパンにサラダ油を熱し、ひき肉を炒め、色が変わったらなす、しめじ、ピーマン、パプリカを加え炒める。

3.トマトソースを加え、軽く煮たら火を止めてカレールウを入れ溶かす。

【ポイント】

*あらかじめ玉ねぎやにんにくなどと一緒に煮込んであるトマトソースを、ひき肉、なす、ピーマン、きのこ類など、火の通りやすい材料と合わせれば、煮込まずに、短時間でトマトのうま味たっぷりの無水カレーを作ることができます。

トマトソースを活用すれば、おいしいだけでなく、時短にもなるトマトの無水カレー。無水調理の初級編として、一度試してみてはいかがだろうか。

(取材協力)
上ノ堀 聡子さん(管理栄養士、フードプランナー)
カゴメ株式会社 マーケティング本部 家庭用企画部

取材・文/石原亜香利