台湾の自動車メディアu-carによると、今年1-7月の台湾における自動車販売台数は26万7315台で、メーカー別では和泰豊田が32.1%、中華三菱が11.0%、裕隆日産が10.4%と日系メーカーがトップ3を占めたという。このデータからも、台湾での日系自動車人気が伺える。(イメージ写真提供:(C)Maksim Toome/123RF)

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 台湾の自動車メディアu-carによると、今年1-7月の台湾における自動車販売台数は26万7315台で、メーカー別では和泰豊田が32.1%、中華三菱が11.0%、裕隆日産が10.4%と日系メーカーがトップ3を占めたという。このデータからも、台湾での日系自動車人気が伺える。

 中国メディア・長江網は17日、「どうして台湾はこれほど日本車を崇拝しているのか」とする記事を掲載した。記事は、台湾地域のみならず、東南アジアや中国大陸南部においても日本の自動車が愛されていると紹介したうえで、その理由について3点挙げて論じている。

 1点目は、「より実用性を重んじる傾向にあること」だ。台湾、東南アジア、中国大陸南部を含む「南方」の人びとは商売上手であり、自動車に対する要求が実用的かつ経済的なものであると説明。メンツにこだわる北方の人とは異なり、故障が少ないことをより求めるとしている。

 2点目に挙げたのは、「日本文化の影響」。台湾はかつて50年以上にわたって日本の支配を受けており、今も日本に近い文化や習慣を持っていると紹介。現地の自動車企業も真っ先に日本企業との合弁を進めたとした。3点目は「業界内のうわさ」としたうえで、日本車のエアコンの効きが非常によく、すぐに冷えるために暑い地域での需要にマッチしていると説明した。「この話は非常に一面的ではあるが、日系車のローカライズに向けた研究開発が非常にしっかりしていることを示すものでもある」と論じている。

 台湾における日系車の圧倒的なシェアの背景を考えた時、真っ先に思い浮かぶのはやはり日本との関わりの強さだろうか。もちろん、日本の自動車が誇る技術力の高さも大きな要因だ。もともと存在する結びつきの強さに、それを維持し、さらにはより強固なものとするに足るだけの信頼感が加わった結果が、現在の高シェアにつながっているのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Maksim Toome/123RF)