20日に行われたDFBポカール1回戦、ディナモ・ドレスデン対RBライプツィヒの一戦で、ホームのドレスデンのサポーターが対戦相手を挑発すべく、牛の頭を投げ入れたことが分かった。イギリス『デイリー・メール』などが報じている。

RBライプツィヒはレッドブルが事実上のオーナーを務めるクラブで、2009年から次々にカテゴリー昇格を繰り返してきた。今季からはついにブンデスリーガ1部を戦う。

同じドイツ東部でライプツィヒから100キロも離れていないドレスデンを拠点とするディナモ・ドレスデン(2部所属)のサポーターは、資金力を武器になり上がったRBライプツィヒがおもしろくないようだ。

そういった背景からか、両チームが対戦した20日の試合では、ホームのドレスデンのサポーターが、血まみれの牛の頭をピッチに向けて投げ込む場面がみられた。文字通り、「Red Bull(赤い雄牛)」を表現したのだろうか。


試合はライプツィヒが前半で2点を先行したが、後半にドレスデンが追いつき、2-2のまま終了。PK戦の末に、2部ドレスデンが1部ライプツィヒを下す波乱を起こした。

『ESPN』によると、ライプツィヒの幹部オリヴァー・ミンツラフは試合後、ドレスデンサポーターの行為を「下品だ」と批判。ドレスデン幹部ミヒャエル・ボーンは、サポーターが牛の頭をスタジアム内に持ち込んだ方法が分からないとしつつ、「耐え得る限界を超えてしまった」と述べている。