アストンマーティンは、カリフォルニアのペブルビーチで開催されたクラシックカーの伝統的コンクール、「コンコース・デレガンス」において、『Vanquish Zagato Volante』を発表した。先に発表された『Vanquish Zagato Coupe』もこのイベントで北米デビューを果たしている。

『Vanquish Zagato Volante』は、Vanquish Zagato Coupeのオープントップ・バージョンを熱望する人のために開発され、英国ゲイドンにあるアストンマーティン本社工場で、わずか99台のみが限定生産される予定だ。ユーザーへの納車は2017年の第1四半期を予定している。

Vanquish Zagato Volante (1)

『Vanquish Zagato Volante』は、イタリアの有名なカロッツェリアであるザガートとアストンマーティンの約60年にも及ぶパートナーシップから生まれた最新作だ。その歴史は、1960年に発表された『DB4 GT Zagato』レーシングカーに始まり、2002年の『DB7 Vantage Zagato』、2011年の『V12 Vantage Zagato』、そして最近では今年の初めに発表された『Vanquish Zagato Coupe』など、数多くの名車を生み出してきた。

過去に製作されたザガート製コンバーチブルには、1987年にジュネーブで初公開された非常に美しい『V8 Vantage Volante』、そして2003年に発表された『DB AR1』などが記憶に残っている。『DB AR1』は、ザガートのボディを纏った「DB7」のオープントップ・バージョンとして開発され、『Vanquish Zagato Volante』と同様に、北米市場を意識してデザインされ、99台限定で生産された。このクルマは現在、世界中の自動車コレクター羨望の的となっている。

『Vanquish Zagato Volante』の生産は、アストンマーティンならではのフォルムに伝統的なザガートのデザイン要素を融合したCoupeバージョンと一緒に行なわれる。両モデル共に、スーパーカー『Aston Martin Vulcan』に採用された「ブレード」LEDテクノロジーによる、丸型テールライト・リフレクターを特徴としている。リアデッキに設置されたツイン・カウルは、ラゲッジ・コンパートメントのテールエッジと流れるように融合。このカウルの下には、『Vanquish Volante』と同じメカニズムによって開閉するコンバーチブル・トップが収納される。

ロワ・ボディを取り囲むカーボンファイバー製のシルは、フロントからリヤまで水平に伸びて、ダイナミックなフォルムを強調している。アストンマーティン・エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーのマレク・ライヒマンは、今回のローンチに関して、次のように述べている。

「このモデルは、Coupe と同様、ボディ表面の抑揚と交差を強調することによって、筋肉質なフォルムを生み出すことに成功しています。私たちは、彫刻的な造形のリアホイール・エリアを強調するため、エレガントで流れるようなシェイプを生み出すことに力を注ぎました」

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文/編集部