みんな夢を持ってる…ホームレスの「なりたい自分」を撮った写真にグッとくる

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住む家も仕事もなく路上で暮らす人々には様々な事情があります。

そしてそれぞれに夢も……。

ホームレスの「夢」を撮影

写真家のHoria Manolacheさんは、そうしたホームレスの抱く夢を衣装とメークアップで体現し、撮影しています。

HoriaManolache Photography / Facebook

HoriaManolache Photography / Facebook

Manolacheさんは写真家として人の役に立つことがしたいと考えていたそうです。

しかし空腹の子どもなど大きな賞をとった悲惨な写真には「どうも納得いかなかった」とManolacheさん。

考えているうちに、写真は人の気持ちを変え、問題を解決することができるのではないかと考えました。

そこで生み出されたこのシリーズは、マーク・トウェインの名作にちなんで「王子と乞食」と題されています。

それぞれの写真にストーリーが

シリーズの最初に撮影されたこの1枚の被写体はマイクさん。

Homeless people as they dreamed to become / INDIEGOGO

Homeless people as they dreamed to become / INDIEGOGO

薬物で逮捕されるなどの生活の中でホームレスになりましたが、今は生活を立て直そうと仕事を見つけ、努力しているそうです。

またこの写真のシャドさんは、恋人に財産を持ち逃げされるなどしてだんだんとお金がなくなりホームレスに。

Homeless people as they dreamed to become / INDIEGOGO

Catalina Manolache / YouTube

シャドさんは「子どもの頃から心を傷つけられ続けてきた」ために自分が何になりたいかを考えずに大人になってしまったと言います。

こちらはビルさん。いわれのない罪で故郷を追われてきたそうです。

Homeless people as they dreamed to become / INDIEGOGO

Homeless people as they dreamed to become / INDIEGOGO

「アルツハイマーで苦しんでいる母がこの写真を見て、いつか故郷に帰ったときに自分だとわかってくれるといいが……」と語っています。

退役軍人のマックスさんは、戦争から戻ってきたとき、何もかも捨ててホームレスになったそう。

Catalina Manolache / YouTube

Catalina Manolache / YouTube

娘と話していないことだけが心残りだそうです。

クラウドファンディングで支援金を募集

「彼らの内なる物語を知ってほしい」とホームレスの人々の見えない部分に光を当て続けているManolacheさん。

ホームレスに話しかけて撮影を交渉し、承諾してくれたら衣装の準備、そして撮影となり、1枚の撮影に1週間から3週間ほどかかるそうです。

そうして撮影した数々の写真を本にしようと、今、クラウドファンディングのINDIEGOGOで寄付を募っています。

プロジェクトについて説明している下の動画のBGMとなっているウクレレは、ホームレスのハニーさんが演奏しています。

Catalina Manolache / YouTube

Catalina Manolache / YouTube