ニオイの原因その1...犬も汗をかく

一般的に「犬は汗をかかない」といわれていますが、実はこれは大間違い。
汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺という腺があり、犬はアポクリン腺という種類の汗を全身にかきます。このアポクリン腺の汗がニオイの原因になります。

アポクリン腺とは?

アポクリン腺とは、人間でいうと脇下などにあります。要は、人間でもニオイが気になるところ...特に夏場はケアを欠かすことができない箇所になります。犬はこのアポクリン腺が全身にあり、犬同士のコミュニケーションなどに欠かすことができないものになっています。
ですがこのアポクリン腺、構造上皮脂腺とつながっているので、脂を含んだ汗が体外に排出される構造になっています。これが酸素に触れると酸化し、さらにそこで雑菌が繁殖するため、結果的にニオイの原因となってしまうのです。

長毛、ダブルコートの犬は特に気になるかも

上記のような理由から、長毛、ダブルコートの犬は被毛の中でアポクリン腺から排出される汗が蒸れてしまい、短毛種よりもニオイが強くなってしまうことが多々あります。また被毛の中に汚れが残りやすく、皮膚疾患の可能性も高くなってしまいますので毎日のお手入れが大切です。

短毛種も油断しちゃダメ!

短毛種の犬は特にお腹のあたりの毛が少ないことが多いでしょう。そうするとお散歩の時などにお肌に直接汚れがついてしまい、そこから雑菌が繁殖しニオイの原因となってしまいます。場合によっては皮膚のトラブルになってしまうこともあるので、毎日のお手入で清潔を保つようにしましょう。

濡れタオルとシャンプーで清潔に!

毎日のブラッシングの後、固く絞った濡れタオルで被毛や皮膚を拭いてあげるようにします。これで日々の汚れを直接取り除くことができます。また夏場は週に1回のシャンプーが理想です。被毛や皮膚に問題がない限りは週1回のシャンプーを心がけ、優しく洗って清潔な状態を保ってあげましょう。

ニオイの原因その2...部屋にニオイが染み付いている

人間同様、犬も室内で生活しているとそのニオイが染み付いてしまうもの。犬が生活しているケージ類やトイレ周りなどをきれいにしても、まだニオイが残ってる...そんな時には、こんな箇所を洗ってみてはいかがでしょうか?

カーテンなどの布製品

室内のカーテンには、意外とニオイや汚れが染み込みやすいもの。優しく手洗いすれが家庭でも洗濯できるものも多いので、一度さっぱり洗ってみると良いかもしれません。その他、普段室内で使用している布製品で水洗い可能なものがあれば、洗ってみることをおすすめします。

床や壁を水拭きする

フローリングの床や壁なども、実はニオイが染み付きやすいもの。掃除機などでホコリを取るだけではなく、固く絞った雑巾でしっかりと拭き掃除をするとニオイが軽減することが多々あります。専用の洗剤を使用するのも良いですが、室内に犬がいる場合には犬が舐めても大丈夫なものを使うようにしてくださいね。

空気清浄機などを使う

最近ではいろいろな機能がついた空気清浄機が市販されています。ペット臭に特化されたものもありますので、こういったものを使うのも良いでしょう。

ニオイの原因その3...病気の可能性

実は犬のニオイの原因が病気だった、ということも多々あります。この場合には「どこから」「いつから」ニオイがするのかが重要なポイントになってきます。日々犬の様子を丁寧に観察し、気になる箇所がある場合には早めに動物病院で診察を受けるなど症状が進行する前に対処してあげるようにしましょう。

お尻が臭う場合...消化器系、肛門に関する病気耳が臭う場合...外耳炎、中耳炎など口の中が臭う場合...歯周病、口腔腫瘍、口内炎など全身が臭う場合...脂漏症などの皮膚疾患

まとめ

飼い主さんのお手入れ次第で、夏場に犬から漂ってしまうニオイは軽減できるものばかり。ただ臭い!と言われてしまっては、犬も悲しい気持ちになってしまいます...そうなる前にきちんとお手入れをして、愛犬を悲しませないためにもニオイの軽減につとめましょう!