19世紀の人々が現代のテクノロジーを持っていたら・・・

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Apple Watchにワイヤレスヘッドホン、電子タバコ、すべて21世紀のテクノロジーから生まれたプロダクト。では、もしこれらが19世紀の人々の生活に浸透していたなら……。「二つの時代をペアリング」した芸術家の意図を読み取ると、作品のオモシロさも倍になるはず。

世紀をまたぐミスマッチ
二つの時代の「Gold Rush」

ロサンゼルスを拠点に活躍する、フォトグラファーでビジュアルアーティストのQingjan Mengさん。彼のモチーフは今から170年近く前、金脈を探し当て一攫千金を狙う採掘者たちが殺到した、「ゴールドラッシュ」に沸くカリフォルニアの人々のファッションにフォーカスした肖像画。タイトルもそのまま「Gold Rush」。

一連のポートレイトのなかに、Mengさんは21世紀のテクノロジーで誕生した、最新のガジェットを小道具としてモデルの一人ひとりに持たせることで、二つの時代を融合させようと試みました。

裾の広がったバッスルスカートやベルベットワンピースの女性たち。当時のファッションと不釣り合いなガジェットなはずが、意外にも溶け込んでいる。

19世紀の人々と21世紀のテクノロジー、二つの時代を対比させることで、経済的ファクターと文化的価値について、見る人に考えて欲しかった。「Fstoppers」にこう説明するMengさん。

「それがいつ、どこから来たものかに関係なく、人間の精神はいつだって新しい何かを創造しようと懸命になれるもの。そして、社会経済の核となる部分はいつだって私たちの祖先が切り開いてきたものが、その礎にあるんです」

一攫千金を夢見て、西へ西へと開拓を進めていった19世紀の人たちから見れば、次々に革新的なプロダクトが登場する現代は、もしかしたら「ゴールドラッシュ」と変わらない熱量なのかもしれません。

Reference:Fstoppers
Licensed material used with permission by Qingjian Meng