火星を360度見渡せるパノラマ画像をNASAが公開

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これまでも火星のパノラマ画像を公開してきたNASAだが、8月に入り再び新しい360度画像を発表した。

130枚以上の静止画像を組み合わせる

この画像を送ったのは火星にいる探査ローバー「キュリオシティ」。

火星時間の1417日(ソル)目にマレイ・ビュートという丘に接近し、8月5日に撮影。

それをNASAが360度見渡せる画像として公開した。(ちなみに火星の1日は地球より40分長い)

これはYouTube上で発表されているが動画ではなく、130枚以上の静止画像を組み合わせたものとされている。(左上の印を押すと画像が回転する)

どの場面も比較的鮮明で、まるで火星の地に降り立ったかのように思えてしまう。

湖の底にあった泥が堆積した地表

比較的平らな地表はマレー構造と呼ばれる地学的な層の1部とされ、湖の底にあった泥が堆積して形作られたと考えられているようだ。

さらにこの付近の台地や丘は比較的浸食に強い物質に覆われ、地球で形作られた台地や丘に似ているという。

今回の探査は、湖のあった場所がどうやって荒涼とした土地に変貌を遂げたのかを調べるのが目的とされている。

以前にも公開された360度画像

また360度画像は、昨年や今年の4月にも公開されている。こちらは「ナミブ砂丘」と呼ばれる場所から撮影したもの。日付は2015年12月18日。

下は今年の4月4日にNaukluft高原で撮影されたものだ。

2012年8月8日と19日にも着陸した地点から撮影。

さらに今年の8月3日には、火星の周りを飛んでいるマーズ・リコネッサンス・オービターという探査機により、1000枚以上もの上空からの写真が撮影され、地球へ送られた。

HiRISE

HiRISE

これらの写真はアリゾナ大学のHiRISEというページで閲覧できる。

詳細に地質と地形を記録し続ける

キュリオシティは2011年11月26日に打ち上げられ、2012年8月6日に火星のゲール・クレーターと呼ばれる場所に着陸。

水や生命の痕跡などを探し続けてきたが、当初の目標を達成した後も、地質と地形を詳細に記録してゆく活動を続けているという。

火星の歴史上、水の存在する時代が2回あったことを示唆する特異な岩石の配列や、シリカを含む岩石を発見したキュリオシティ。さらなる活躍に期待したい。

下の動画はキュリオシティが火星に到着するまでのイメージ動画となる。