米アニメ工房Laikaの監督、壮大なる新作の舞台裏を語る

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太古の日本を舞台にした米アニメーションスタジオ「ライカ」の新作『Kubo and the Two Strings』が全米で公開された。難しいとされる水や自然風景とストップモーションを組み合わせた壮大な物語だ。

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アクション満載の大作アニメーションKubo and the Two Strings』(8月19日米国公開)は、人間や動物たち、魔法やモンスターが登場し、家族の物語を中心にして冒険が繰り広げられる感動的な映画だ。

制作したのは、米国のストップモーション・アニメーションスタジオであるLaikaライカ)だ。

ライカはこの作品で、きわめて野心的なことに取り組んだ。高い評価を得た『パラノーマン ブライス・ホローの謎』や『コララインとボタンの魔女』を生み出した同スタジオにとってさえも、それは大きな挑戦だった。アニメーション化が難しいとされている「水」を映像に取り入れ、さらにはそれを、本物の人形やセットと一体化させなければならなかったのだ(本作品では全編を通じ、3Dプリンター製の人形と最新CGが使われている)。

ライカが挑んだ野心的な取り組みの成果は、映画の冒頭ですぐにわかる。嵐で激しく波打つ海を女性を乗せた小舟が進むなか、ナレーターがこう語り出す。「見るものすべてに目を凝らし、聞こえてくるものすべてに耳を傾けよ。どんなにありえないようなものであっても」

冒険に挑む少年・クーボ(Kubo)の物語は独創性に満ちている。プロデューサーのアリアンヌ・サトナーによれば、この作品を制作するうえでの最大の難関は「やるべきことがあまりにも多かったこと」だったという。ライカのこれまでの作品とは異なり、今回の映画はほぼすべての場面が屋外シーンであり、自然の中のシーンも多かった。小舟が登場する冒頭シーンから広場、森の中、海中の場面などさまざまだ。

「この映画は壮大なロードムービーです」とサトナーは言う。「デヴィッド・リーン監督の作品のようなアウトドアアドヴェンチャーです。テーブルの上で撮影をするストップモーション・アニメーションであっても、とても映画的な作品にしたかったのです」

冒頭の動画では、ライカの会長兼最高経営責任者であり、今作品の監督を務めたトラヴィス・ナイトが『WIRED』US版のインタヴューに応え、力強い冒頭シーンに具体的にどんな思いを込めたのかを語っている。

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