みんな大好きなマラソンで男女とも惨敗したことを受け、本当に見たいもの得意なものがマラソンだったのかを再検討するの巻。
よし、これからは箱根競歩の時代だ!

リオ五輪もついに閉幕。最終日には、日本にとっては締めくくり感が強い、陸上マラソン競技が行なわれました。男子マラソンは佐々木悟さんの16位が最高。大会中盤に行なわれた女子マラソンでも福士加代子さんの14位が最高ということで、いわゆる「惨敗」といっても仕方ないかと思います。これまでの実績をベースに考えるならば、ですが。

男女両方で言えるのは、日本側は特段のアクシデントやトラブルがあったわけではなく、複数の選手がそれなりに調子よく走り、それなりのレースをして、思いっ切り負けたということです。男女とも大きく沈む選手は出たものの、総じてチカラは出せたのではないでしょうか。出した上で、足りなかったと。

↓中長距離の日本記録をほぼ総なめして、マラソンで日本歴代7位の記録を持つ福士が、マジメにやったけど届かない!


マジメにやった福士でもダメか…!

これはQちゃん・野口級の怪物でないとダメかもしれんね…!

↓男子は「猫に勝った」のが唯一最大の収穫!


よかったよかった、猫には勝って!

不調だろうが何だろうが猫に負けたら一生言われるからな!

「猫の手も借りたい」って!

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日本のマラソンははたして強いのか、強かったのか。今一度、再定義すべき時期がきているでしょう。おそらくは、もっと遥か昔にこの優位は揺らいでいた。男子で言えば1万メートルの日本記録が30年近く27分30秒前後で頭打ちになっており、一方でケニア・エチオペアを中心とした海外勢は26分台中盤で頭打ちになっている。その辺で固定される。

同じようにマラソンも、おおよそ「この辺」なのではないか。もうそんなに変わらないところまできてしまっているのではないか。100メートル走が9秒8あたりで止まるような話で、特別な才能…たとえばウサイン・ボルトのような例外中の例外でも出てこない限りは、「この辺で終わり」というあたりにきているように感じます。

それなりに才能のある選手を見出し、積み上げたトレーニング方法を実践し、最新の用具などを与え、確立された手法を用いたとき、大体「この辺」まで人間はいける。そういうところまできてしまったとき、勝負は駆け引きが中心となっていくわけですが、タイムで負けている側には駆け引きの余地などありません。大逃げを打つか、マイペースで総崩れを祈るか。何かが起きるのは、他人が勝手にコケたときだけ。

こうなってくると、日本勢はマラソンが得意という思い込みや、得意でありたいという願望は、一回捨てるべきかもしれません。「好き」なのはまったく問題ないのですが、「得意」は捨てたほうがいい。やり投げあたりと同様に「ときおりポツポツと入賞クラスが出てくる種目、運があればメダルも」という位置づけで、個の登場を気長に待つのが妥当ではないか。

5000m、10000mでまったく歯が立たない状態で、向こうがフルマラソンを走り切る能力を手に入れたら、勝てないのは道理です。それを「得意」と思ってつづけると、勝てないことへの苛立ちや批難がいたずらに高まるだけで、楽しくやっている国内競技へも悪影響です。五輪は所詮4年に一回なんですから、「箱根駅伝がめっちゃ楽しいです!」で終わってもいいのです。そこから世界に羽ばたく選手が出なかったとしても。

思うに、そもそも「マラソン」なのかどうか。

日本が調子よかった時代は「基本全員ヘロヘロで、最後に残ったヤツのガマン比べ」というレース展開が本線でしたが、今は「脱落することは考えず、レースペースの上げ下げで駆け引きをして差をつけて競り勝つ」という戦いが本線です。日本が得意なのは「ガマン比べ」であって、「長距離走」ではない。

身体の小ささ、軽さを活かした運動時の消耗の少なさ。四季がある気象環境が育む、寒さ暑さへの適応力。一般人でさえ世界から驚愕されるほどのブラックガマン精神力。それが、マラソンがキツかった時代には利点となった。今はそれなりに皆走り切れようにトレーニングや調整方法が確立されたので、速いのがいればジリジリ離されて終わる。5000メートル・10000メートルと同じことを、ただただ長い距離でやっている。

東京は、もっとキツくしましょう。

「晴れたら死ぬんじゃないですかね」くらいに。

まず平坦な道は選びません。都内の坂を結び、2時間つづく全力坂みたいなコースにします。日照についても検討し、給水所の位置が日陰にならないようにします。ヌルッヌルの水とスペシャルドリンクで、逆にちょっと身体をあっためてやります。周辺のビルではエアコンを全力でつけまして、室外機からの風を送る。もちろんサポートカーは三菱自動車のディーゼルカー。そして、できれば駅を通過させたい。階段とか登らせたい。我々!サラリーマンが!この街で!週5日から6日!スーツ着てやってることを!キミらも!やってみろ!と東京ならではのマラソンを強要していきましょう。

そして、もう少し、技術が活かされる要素というか、路面などにテクニカルな部分を入れていきます。一本の細いラインを外すと途端にものすごく滑る、モータースポーツのような路面などいいかもしれません。「どこに油塗ってるのか見ただけじゃまったくわからん」「日本勢、完全に油の場所わかって走ってるやん」「日本勢についていこう」的な。

あとは世界でも人気の「SASUKE」もいい。「そり立つ壁」みたいなセクションを用意し、越えられなければゴールに行けなくしてしまう。ミスターSASUKE・山田勝己のように、そこで足止めをすれば、走るのがどれだけ速かろうが関係ありません。まぁもっとも、ケニア・エチオピア勢はむしろこういうの得意かもしれませんが…。

あるいは大胆に発想を転換して、競歩に懸けるのも手。距離も50キロに伸び、歩型に気を遣うという、ガマンの2倍増し種目。入賞・入賞・メダルと競歩が多くの結果を残しているのは偶然ではないでしょう。5000メートル・10000メートルで結果を残した怪物たちが、今さら競歩をやったりしないという点も好材料。コチラが先に全力で競歩にいけば、しばらくの間は優位を保てるでしょう。正月のアレも「東京箱根間往復大学駅伝競歩」にします。中継所では特に歩型について厳しく見る「悲劇の製造装置」みたいな仕組みにします。「あと3歩というところで失格だぁ!母校のタスキはつなげません!」。

そもそもが日本での長距離走人気というのも、「他人がキッツイところをエアコンの効いた室内で茶でもすすりながらノンビリ見たい」というのが根っこの部分にある。正月の駅伝などはまさにそうです。苦しそうな表情になればオッと思い、フラフラし始めれば俄然注目し、歩き出すとキターと思う。マラソンをよりキッツくしていくか、よりキッツそうな競歩に目線を移していくか。本当の興味と本当の得意と向き合って、考えを新たにしていきたいもの。世界の陸上界のキッツ同好の士に対しても、「マラソンがキッツくなくなってきたから、100キロマラソンを入れてキッツくしよう」などの提案をしながら…!

↓閉会式で男子マラソンで94位と失速した北島さんが大ハシャギだったこちからすると、もっとキッツくても大丈夫だと思います!

思った以上に元気だったwwww

楽しそうで結構なので、次回はもっとキッツくしますねwwww

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東京では個人が沿道に石油ストーブを並べて灼熱地獄を作る手もあります!