ガラス工芸家ルイス・カムフォート・ティファニーの有名な作品に、「ヴァージニア・クリーパー」、「ロータス」、「蜘蛛の巣」という名の三大テーブル・ランプがある。「ヴァージニア・クリーパー」は1995年にオークションにかけられ、約110万ドル(1664万円)という高額で落札された。

 これは作品の質が高ければ驚くような価格でも買い手は存在することを立証しているが、中国メディアの企業観察網はこのほど、日本には社員の数が少ないながらも、10億円もの売り上げをたたき出す家具メーカーがあると紹介、その成功の秘訣について説明している。

 記事は事例として取り上げた日本の家具メーカーが非常に質の良い家具を制作できる秘訣として、「一流の技術は一流の人柄に宿る」という信念のもとに職人を育てることにあると説明。職人たちを育成する際に用いる評価方法は、技術を40%として残りの60%は品行に対する評価であると説明した。

 職人を育成する際のこうした評価の仕方について、記事は家具メーカー側の意図を紹介。同メーカーが目指すのは単に優れた技術を持つ職人を育成することではなく、顧客のために良い家具を制作する意欲や責任感を持つ職人であり、こうした育成方針が8年間の職人研修制度における様々な訓練過程に反映されていると説明した。

 家具は人が毎日の生活のなかで使用するものだ。もしメーカーが使用する人の立場になり、快適な使用感や美しい家具を所有することの喜びまで考えて製作すれば、間違いなくその家具の出来上がりは素晴らしいものになるだろう。少人数のスタッフでたたき出す大きな売上高は、まさに顧客からの評価を示すものであり、「一流の技術は一流の人柄に宿る」という同メーカーの信念は、どの時代にも通用する原則であるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)