「なぜか滋賀県だけ他と違う......」と話題になっているビールがある。

キリンビールが2016年5月上旬から順次発売している「47都道府県の一番搾り」は、その名の通り各都道府県をイメージしたご当地ビールだ。パッケージには、地名があてはめられた「○○づくり」のロゴと、都道府県のシルエットがデザインされているのだが、その中で「滋賀づくり」だけはなぜか「琵琶湖」を象っているのだ。それに気づいたツイッターユーザーが画像を投稿したことで、話題となった。

地元の人が誇りに思うものを

これについて言及したツイートは1万回以上リツイートされ、大きな注目を集めた。

他の都道府県が土地の形を象っている中、琵琶湖をチョイスした滋賀づくりは確かに目立っている。Jタウンネットで実際に手に入れてみたところ、確かに琵琶湖を象っていた。同時に入手した「名古屋づくり」(なぜか愛知ではない)は愛知県の形だっただけに、謎は深まるばかりだ。


滋賀づくりは背面にも琵琶湖を配している


「名古屋」な理由は後述

キリンビールマーケティングの担当者によると、滋賀づくりのデザインには、地元の人々の意見が取り入れられているという。

「滋賀づくりを製品化する中で、地元に詳しい人々と一緒に仕事を進めていました。その中で、滋賀県の形よりも、より象徴的な琵琶湖の形の方がいいのではないか、やはり琵琶湖は外せない、という意見もあり、パッケージに反映することになりました」

同県を代表し、国内最大の湖である琵琶湖は滋賀県の象徴。それを誇りに思う地元の人も多いのだと語った。

また、ネーミングの基準については、

「基本的には県名と、工場の名前にちなんだ名称を採用しています。例えば、『神戸づくり』が『兵庫づくり』ではないのは、神戸工場で生産されているため、ということですね。少しイレギュラーなのが『信州づくり』で、本来なら『長野づくり』となるのですが、地元の方から信州の方が親しみを感じる、という意見を頂戴したため、それを反映してのネーミングになります」

とのこと。先ほどの「名古屋づくり」に関しても、同様の理由で「愛知」ではないのだ。

「47都道府県の一番搾り」は、基本的にその地域でしか手に入らない、ちょっとしたご当地グルメだ。旅行で他の地方に行ったときに地元のものと飲み比べると面白い発見がありそうだ。