「安定した発展維持は共通責任」  蔡総統、中国大陸との関係重視強調/台湾

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(台北 21日 中央社)蔡英文総統は20日、国内外のメディアと会見し、中国大陸との関係について「安定した発展を維持することは両岸(台湾と中国大陸)共通の責任だ」と語った。

今年5月の総統就任以降、中国大陸は台湾との対話を停止。蔡総統は、1992年に両岸の窓口機関が合意したとされる「一つの中国」を前提とする「92年コンセンサス」(九二共識)を受け入れておらず、一部からは関係悪化を懸念する声が上がっている。

蔡総統は、正式な対話メカニズムは回復していないとしながらも、多方面で意思疎通は依然続けられていると強調。中国大陸側にも関係維持の重要性を呼びかけ、ある程度まで改善された後に、対話面で違った考え方が可能か考えたいとした。

また、中国大陸が実効支配を強める南シナ海をめぐり、南沙(スプラトリー)諸島太平島視察を望む声が高まっていることについては、「可能性を排除しないが今のところ計画はない」と語るにとどめた。

(葉素萍/編集:齊藤啓介)