色鮮やかな花火をとらえる写真家に“撮影のコツ”を聞いてみた

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日本の夏の風物詩“花火”を撮影した色鮮やかな写真の美しさに、思わず幸せな気持ちにさせられると話題を呼んでいる。

花火の音まで聞こえてくる

この臨場感溢れる花火写真を撮影したのはwasabiさん(@wasabitool)。

ツイートには「凄い迫力!凄い瞬間!!豪華な花火だ〜」、「花火の音が聞こえてくるような写真!」、「綺麗すぎてヤバイ」、「とにかく素晴らしいの一言」といったコメントが寄せられている。

wasabi

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「教祖祭PL花火芸術」や「おわせ港まつり(三重県尾鷲市)」、「第38回慶野松原花火大会(兵庫県南あわじ市)」など、目の覚めるような壮麗で美しい花火写真を次々に投稿している。

wasabi

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今回は彼に、写真を撮り始めたキッカケや花火写真を撮影するときの工夫とコツなどについてを伺った。

こんな世界、自分も撮りたい!

――写真を撮り始めたキッカケは?また、いつから花火写真を撮影していますか?

2年程前、Twitterで素敵な写真を拝見し「こんな世界、自分も撮りたい!」と強く願ったのがキッカケです。

三脚もレリーズも無い状態で、独学で手探りしながら撮りまくりました。

wasabi

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花火写真を初めて撮影したのは昨年ですが、撮影方法がわからず大失敗。

今年はカメラが上手な先輩にご指導いただき、花火撮影の面白さに目覚めました。

この花火をカメラでどう表現できる?

――色鮮やかで豪華な美しさが印象的な“教祖祭PL花火芸術”を撮影した理由や撮影日時を教えてください。

PL花火は家族や友人達と一緒に見た思い出深い花火です。

写真を趣味で撮影するようになって「この花火をカメラでどう表現できるだろう?」と感じるようになりました。

wasabi

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2016年8月1日、仕事が終わってからカメラバッグを背負い、事前に調べていた撮影ポイントへ向かいました。

wasabi

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ブレと白飛びに最も気を遣う

――花火写真を撮影する際に、工夫していることやコツは?

花火撮影で最も気を遣うのが“ブレ”と“白飛び”です。

三脚を確実に固定し、リモートレリーズ(有線のシャッタースイッチ)を使用することでシャッターボタンに触れる振動を防ぎます。

wasabi

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花火が上がるとリモートレリーズを押し、空で広がり切ったら離すこと。基本はその繰り返しとなります。

フィナーレが近づくと花火が連続で上がり、中心が真っ白(白飛び)になることが頻繁にあるのでレンズを絞ったり、減光フィルターを用いて防いでいますね。

wasabi

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花火撮影では通常、私は絞り(光の入り具合を調整する部分のこと)をF8からF11で撮っていますが、フィナーレではF16からF22まで絞って撮影しています。

絞りはF値で表記されますが、Fが小さいほど絞りが大きく“解放”され、大きいほどピントを“絞ってる状態”のことです。

wasabi

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あと、先輩から聞いた話では「花火師と心を合わせること」が大事だそうです(笑)。

心を奪われ撮影することも

――写真を撮影する場所のアイデアはどこから?

SNSやブログを通じ撮りたいと感じる場所が多いですが、現地で偶然見つけた花や景色に心奪われ撮影することもたくさんあります。

瞬間的に「撮りたい!」と感じた直観を大切にしていますね。

頭にイメージが浮かんだら、カメラの設定を行いファインダー越しにシャッターを切るだけです。

写真は心の描写、すべてが反映される

――撮影をする際に、どのような気持ちで撮影していますか?

僕にとって写真は心の描写です。負の感情がある状態で撮影すると、すべて写真に反映されます。

自分自身が感動したり楽しんでいるときは、必ずと言っていいほどよい写真が撮影できますね。

wasabi

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同時に昨今カメラマンのマナーが問われています。

撮影中、迷惑にならないように現地の方々に声をかけたり、自分本位の趣味にならないよう心がけています。

日常の美に気づかせてくれる

――今まで撮影した中でいちばん気に入っている写真は?

自宅の庭で見つけた綿毛写真を夕日と合わせた1枚です。

wasabi

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遠い場所で撮影する写真も素敵ですが、“日常にも美しいものがあると気づかせてくれるのがカメラの醍醐味”だと改めて感じました。

――どのような機材で撮影していますか?

メイン機はSONYのα7R2ですね。

元々SONYのカメラが好きで、レンズも同社製を好んで使用しています。

wasabi

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様々なものを見つめ直すキッカケに

――撮影したい場所など、今後の活動に関して教えてください。

雲海、樹氷、流星群など…。撮りたい場所は数多くあります。

カメラを初めて2年程度ですので、まだまだわからないことばかりですが、自然を、人を、そして自分を見つめ直すキッカケとなった“大切な趣味”となりました。

今後もカメラの腕と心を磨き、TwitterやInstagramに写真をアップしていく予定です。

心が動いた瞬間を写真に

花火以外にも様々な“心が動いた瞬間”を写真に収めて、SNSに投稿しているwasabiさん。

「写真を見ていただけることが、何よりの喜びであり感謝しています」という。

自然が生み出した風景や日常の中の何気ない瞬間を美しく切り取った写真は、それを見ている人々の心も揺さぶらずにはいられないようだ。

wasabiさんの写真が気になる方は、ぜひSNSのアカウントをフォローしてみてはいかがだろうか。

Twitter:@wasabitool
Instagram:@WASABITOOL
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