細部へのこだわりや気配りは、日本人が最も得意とする事柄の1つと言える。こだわりすぎることでスピード感が失われる事もしばしばあるが、日本人が世界で存在感を示す大きな武器であることは間違いない。中国メディア・今日頭条は18日「日本人はどうしてこんなにまじめで細やかなのか」とする記事を掲載した。

 記事は、日本人の細やかさはもはや、仕事や生活の各セクションにまで浸透しており、各シーンにおける様々な可能性がほとんどすべて考えられていると紹介。日本人がそのような細やかさを持つに至った理由について4つの側面から解説している。

 1つ目は、環境との関わりだ。面積が小さく資源が少ない日本では、ムダを出さないようにすべくまじめでシンプル、細やかな生活習慣が少しずつ培われたとした。2点目に挙げたのは「ドイツの影響」である。明治維新以降、日本はドイツから多くの事を学んだと紹介、まるでロボットの如くまじめなドイツ人の風格が日本に少なからぬ影響を与えたと説明した。

 3つ目には、人間性を重んじる概念が早々に確立されたことを挙げた。そして最後の4つ目として、厳しい責任制度の存在について言及。各階層における責任や責務がはっきり分かれており、責任逃れをしようとすれば必ずや食い扶持を失うことになるとしている。

 記事はそのうえで、「日本の細やかさはわれわれにある啓示を与えてくれる」とし、それが「まじめさは知能に負けないほど重要。実際人と人との知力に大きな差はなく、うまくいくかどうかはまじめか否かに大きくかかっているのだ」と説明した。そして「日本人は決してわれわれより賢い訳ではない。われわれよりまじめなのだ。まじめが第1、聡明が第2と言った人がいたが、深く同意する」と締めくくった。

 日本のまじめさ、細かさについて考察、分析する記事はよく見かけるが、その要因がドイツ人の気風にあるという考え方はユニークである。それが全てではないだろうが、その管理制度に当時の日本が学んだということであれば、少なからぬ影響力があったと考えるのもおかしいことではないだろう。

 一方、ズルや手抜きばかりするのは論外ではあるものの、時として要領のよさ、大雑把さが大きな力となることもある。まじめで細やかな性質を維持しつつ、クレバーさも備える。そのバランス感覚が大切なのだ。中国が日本のまじめさに対して強い羨望とともに「学ぼう精神」を持つのは、日本とは逆に、良く言えば要領の良さ、悪く言えば狡賢さにウエイトが大きく偏っているからなのだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)