お茶の葉サラダからひよこ豆のチャーハンまで。少数民族のご夫婦が営む、四谷のミャンマーレストラン

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アジア最後の秘境と呼ばれるミャンマー。それほど知られていませんが、中国・タイ・インドといった日本でも馴染みのある辺境国の影響を受けており、料理も実はとても食べやすいものばかり。
東京・四谷三丁目に、知る人ぞ知る、おいしいミャンマー料理のお店がありました。

シャン族の夫婦2人ではじめたお店

東京メトロの四谷三丁目駅もしくは都営地下鉄の曙橋駅のどちらからも歩いて10分以内、靖国通り沿いに、黄色い看板が目印のミャンマーアジアレストラン「ゴールデン バガン」はあります。

店名の由来は、ミャンマー屈指の仏教聖地であり世界三大仏教遺跡のひとつ「バガン」から。王朝として栄えたバガンはその景色も壮大で素晴らしく、「多くの人に知ってほしい」という思いが込められているそうです。

広々とした店内は、入って右側にテーブル席、左側に長いカウンター席、奥にも8人ほどが座れる座敷席があるので、一人でも、大勢で来ても大丈夫。美しい刺繍のタペストリーや、ミャンマーの風景を切り取った写真や地図などがたくさん貼られ、手作りの温かい雰囲気でいっぱいです。
少数民族・シャン族のサイさんとモモさんが、夫婦でお店を始めたのが約1年半前。評判が評判を呼び、今では街の人気店となりました。

明るく話好きの奥さんと、寡黙ながら優しいご主人のほんわかとした人柄も人気のひとつ。「アットホームで居心地が良く、つい通ってしまう」という常連さんも多いそう。

99%の人が頼む、たっぷりひよこ豆のチャーハン

お二人の出身であるシャン州は、中国・ラオス・タイと接し、多様な文化を擁する地方。
豆を使った料理が多く、とりわけこの「ひよこ豆のチャーハン」(1000円)は、来店したほとんどの人が頼む看板メニュー。ミャンマーから取り寄せたひよこ豆は、蒸されてホクホク。豆の甘みにフライドオニオンの効いたチャーハンの塩気、それに半熟卵のマイルドさが加わり、やみつきになるおいしさ。一人でもぺろりと食べれてしまいます。

おつまみにもぴったりな料理がたくさん

そしてミャンマーの国民食とも言えるのが、「お茶の葉サラダ(ラペットゥ)」(800円)です。発酵させた香ばしいお茶の葉っぱに数種の豆、揚げたニンニク、干し海老、ピーナッツなどをふんだんに使った一品。食感の異なるそれぞれが、奥行きのある味わいを生み出しています。

豚肉ともち米で作られたヌーソム・ムー(ミャンマー語で生のソーセージ)を、バナナの皮で包み発酵させた「シャンの豚肉ソーセージ」(700円)。驚くほど柔らかく、絶妙な酸味とスパイシーさがたまりません。添えられたニラの根っこと一緒にいただきます。
もちろん“アジアで最も美味しいビール”として有名な「ミャンマービール」(600円)との相性も抜群。

最もポピュラーなミャンマー料理「モヒンガー」

ミャンマーでは朝ごはんの定番とも言われるのが、カレー風味のスープに細麺入りの「モヒンガー」(900円)です。特徴は、なんといってもスタミナ料理であるナマズから出汁をとったスープ。といっても生臭さは全くなく、すりつぶしたひよこ豆の粉末がマイルドな旨味たっぷりで、一度食べだしたらお箸が止まらない!
ランチは小ライスがついて780円とおトクなので、ぜひ一度ご賞味下さいね。

お店主催のツアーも実施

今年のゴールデンウィークには「特別企画」として、モモさんと一緒に北シャン州とバガン遺跡をめぐるツアーを敢行。ふだん観光客がなかなか行くことのできないミャンマーの地方都市を案内する旅が人気で、今後も年に数回実施するそうです。
奥深いミャンマーの魅力を知りたくなったら、ぜひ「ゴールデン バガン」を訪れてみて。

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