「青い景観」がストレスレベルを下げる。(研究結果)

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海や森など、自然に身を置けば健康的になれるという論文はいくつも発表されています。「Science Direct」に掲載された研究結果でも同じく。都会でも、水の近くに暮らしている人ほどストレスレベルが低く、幸福度が高かったそう。

なかでも必要な要素として注目されたのが「青い景観」だったとか。

海や川、湖など、
“水”がある青い場所が◎。

研究者たちは、ニュージーランド・ウェリントンの地理情報と、住民の健康情報を組み合わせて分析。青い景観が多く見えるほど、人々が感じている心理的苦痛レベルが低かったと書いています。これについて考えられる要素はいくつかあります。

そのほか、“さざなみの音”に含まれているホワイトノイズにも、集中力を向上させたり、リラックス効果があると考えられています。サーッというあの音。シャワーを浴びているときに限って良いアイデアが思いつくーーなんて良く耳にする話ですが、この音がクリエティビティに影響しているとも。

そのほか砂浜を裸足で歩くことで得られるマッサージ効果など、水場がもたらしてくれるメリットは盛りだくさん!

さらに、海だけに限らず、“青い色”とストレスに関する研究はされており、ミネソタ州立大学の研究では、青系統の色が最も精神状態を落ち着かせることに役立つという結果も。

つまり、青い景観がストレスレベルを下げているという話は、いくつもの研究結果を複合的に判断しても、自然に導き出される答えと考えられるのです。

都会だけど大自然も身近!
ウェリントンってこんな街。

ところで調査対照として使われた場所はどんな街かというと、国民の10.6%に及ぶ、50万人近い人々が暮らす首都で、同国で2番目に大きな都市。

見応えのある国立博物館や美術館、劇場があり、映画製作の拠点としても有名。さらに、カフェが立ち並ぶキューバストリートなど、文化的スポットがたくさんあります。その上、自然へのアクセスも簡単な特徴が。ってなわけで、効率的に調査を行うためにはうってつけの環境が揃っていたのかもしれません。

ちなみに、暮らしている人々には、アーティストやデザイナーなど、芸術肌な人が多いようです。2011年には「Lonely Planet」の最も魅力的な都市のひとつに選ばれており、こんな紹介が。

“ニュージーランドで最も革新的で感動的な街。世界にある小さな首都の中でも、カフェやレストラン、バーが多く、ニューヨーク以上に密集している”。

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Reference:Science Direct,Minesota State University,Lonley Planet