18日、「文化立国」を目指す韓国が暗礁に乗り上げている。THAAD配備をめぐって、中韓関係が突如不透明になり、「韓流はいったいどこへ流れ着けるのか」と報じられている。資料写真。

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2016年8月18日、「文化立国」を目指す韓国が暗礁に乗り上げている。韓国が米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)配備を決めたことで、中国との関係が突如先行き不透明になった。中国紙・環球時報は「中国なくして、韓流はいったいどこへ流れ着けるのか」と報じた。

中国は韓流の最大の輸出先となっており、中国市場への依存度が高い。中国では韓国のTHAAD配備への報復的措置として、「韓国締め出し令」が出ているとのうわさがあり、中国での韓流ブームは突然の“寒流”に見舞われ、風前のともしびとなっている。

韓国では芸能産業を中心に不安が広がっている。JPYエンターテインメントやSMエンターテインメント、CJ E&M、YGエンターテインメントなど、韓国の大手関連企業の市場価値は8月初旬の3日だけで3615億ウォン(約325億円)減少した。

韓国は国内市場が小さく、産業の成長のためには中国市場への進出は不可欠だったが、韓国メディアの中には「これをチャンスととらえ、中国への依存状態から脱却し、インドや台湾、マレーシア、タイなどの市場開拓も積極的に行い、成長の多様化を図るべきだ」との意見も出ている。

しかし、韓国にとって中国市場を失う痛手は「かつて竹島問題で日本における韓流ブームが冷え込んだときの3〜4倍に上る」とも予測されており、東南アジア諸国では「文化立国」は支えきれないと記事は指摘している。(翻訳・編集/岡田)