夏といえばそうめんに冷やし中華と、うだるような暑さの中ではツルッと食べられるモノに頼りがち。しかし、スーパーなどで実は「冷やしカレー」なるモノが置かれているのはご存知だろうか。いわゆる近年の「冷やし◯◯ブーム」にあやかった商品である。

そうめんに飽きたらコレ!スーパーで買える“冷やしカレー”実食レポ

 今回取り上げたいのは写真のとおり、3種類の商品。どれもほっかほかのご飯にそのままかけるだけで気軽に食べられる。しかし、実際の味わいはどうか。

◎グリコ「常備用 カレー職人【甘口】」

 パッケージ表面に「製造後賞味期限3年」と大きく書かれているのは、商品名にもある通り災害対策の「常備用」とされているからである。カレー職人といえば、グリコの定番商品でもあるが、その印象はシンプルという言葉が何よりもふさわしい。

グリコ「常備用 カレー職人【甘口】

 実際、中身のパッケージを開くとなじみある“レトルトカレー”ならではの香りがただよってくる。口へ入れてみた感想は、こじゃれていない家庭っぽいカレーという印象。やさしい味わいというのがまさに当てはまる表現で、甘口というとおり、子どもや辛いのが苦手な人でも難なく食べられる甘さが広がる。

グリコ「常備用 カレー職人【甘口】

 具材は1cmほどに四角く刻まれたじゃがいもと人参、同サイズに成形された豚肉だ。食感はドロドロというよりトロットロ。外気温の影響もあると思うが、ほっかほかのご飯にかけるとその温度によりほんの少し温まり始める。正直、熱いという感覚がないぶん、食べ続けるうちに飽きっぽさもおぼえたが……。とはいえ、そのまま食べられるし、災害のためと思えば家に置いておくのはアリだ。

◎ハウス食品「温めずにおいしい! 夏のカレー キーマカレー【中辛】」

 夏の空をイメージさせる鮮やかな“青空”のパッケージが目印。中辛と表示されている下には、5段階で表示される「辛味順位」が3と示されている。実際に食べてみると、酸味とほんのりスパイシーな味わいが印象的な商品だ。

ハウス食品「温めずにおいしい! 夏のカレー キーマカレー【中辛】

 口へ入れた瞬間に舌先でただよう酸味は、パッケージ表面にも記載のある「トマトの旨味」からだと思われる。キーマカレーと名がつくだけあり、パラパラと散りばめられたひき肉や玉ねぎの食感がまた心地いい。

ハウス食品「温めずにおいしい! 夏のカレー キーマカレー【中辛】

 じつは、辛いのが苦手な筆者は「中辛」であっても断念する場合がある。しかし、この商品の辛さはとスパイスが「あ、効いてるかも」と思えるほどなので、辛いのが苦手な人でも大丈夫。パッケージ裏面に「青唐辛子をいかした」と記載されているが、隠し味としてほんのり感じる程度で、暑さに負けずピリッとした人にはうってつけである。

◎ハウス食品「温めずにおいしい! 夏のカレー 旨辛キーマカレー【大辛】」

 甘口、中辛と来て最後に紹介するのは「大辛」と主張するコチラ。先ほどの商品と同じく表示される「辛味順位」は5段階中で6というまさかの規格外だが、伝わってくる辛さが徐々にやみつきになる一品である。

ハウス食品「温めずにおいしい! 夏のカレー 旨辛キーマカレー【大辛】

 中身のパッケージを開けた瞬間、先ほどの「中辛」とは打って変わり香ばしい酸味と辛味が辺りにただよう。写真で伝わればと願うが、先の商品よりもだいぶ赤く色づいているのも特徴だ。パッケージにある「赤・青 ダブル唐辛子の辛さ」という謳い文句は、見た目からでもじゅうぶんに伝わる。

ハウス食品「温めずにおいしい! 夏のカレー 旨辛キーマカレー【大辛】

 キーマカレーだけあり「中辛」と同じく散らばるひき肉や小刻みにされた玉ねぎが目立つ。加えて、鷹の爪が目に飛び込んでくるのも印象的だ。スプーンにすくった瞬間の香りもけっこう強烈。口へ入れると、体感コンマ数秒で唐辛子のものだと明らかに分かる辛さが伝わってくる。汗がにじみ出るほどの辛さがある一方では、ほのかな酸味が和ませてくれるのも印象的。とにかく食べて、汗を流して清涼感を味わいたいという人にはぜひおすすめしたい。

 さて、今回は冷やしカレーの一部を実際に味わいつつ紹介してみた。実は、お店でも商品として提供しているところもある。水っぽいものばかりでどうも夏バテ気味という人はもちろん、そうめんに頼りっきりで「ちょっと飽きてしまった……」という時にでも、ぜひ味わってみるのはいかがだろうか。

文/カネコシュウヘイ