わずかな差が寿命の格差に(イラスト:アフロ)

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 健康とは関係なさそうな事柄が「寿命」に影響し、寿命格差を生んでいるという。国内外における大規模疫学調査などから、寿命の違いを比べてみた。

◆「作り笑い」をすると寿命が延びるって本当?

 過去50年間の米野球選手の顔写真の表情を調べると、「自然な笑顔」の人は「笑顔なし」より7年間、「作り笑い」は「笑顔なし」より2年長生きしていた。作り笑いでも健康にいいことがわかった。

◆「超ポジティブな人」と「真面目な人」。長生きはどっち?

「子供の性格と寿命」の関係を調べた米での研究によると、「真面目で粘り強い性格」が最も長生きした。「楽観的で社交的な性格」の人ほど慎重さに欠ける判断をしがちで、事故などによる死亡リスクが高まった。

◆「高学歴のお金持ち」と「低学歴のお金持ち」。寿命が長いのは?

 日本での調査結果によると、「低学歴で低所得」の人は「高学歴で高所得」と比べて死亡リスクが1.66倍、「高所得」の人同士では、「低学歴」が「高学歴」より1.3倍高かった(いずれも男性)。

※論文「高齢者における所得・教育年数別の死亡・要介護認定率とその性差」(2012年。近藤克則ら)より。

※SAPIO2016年9月号