とかく不幸な人とは世の中にいるもの。しかし、なかにはその不幸を自慢のタネにしている人も…。41才・公務員女性・Aさんの周りにも、そんな不幸自慢女がいたという。

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 不幸な星の下に生まれた友人のB子。もの心がついた時には、アルコール依存性の母親とギャンブル依存症の父親に育てられ、お腹が空くとシャツの袖をかじってたって。

 途中、児童施設に入れられていた時は、壮絶ないじめをうけ、姉のように慕っていた子と夜中に施設から逃亡劇を繰り広げたと。

 私はその話を聞かされ涙を流したけど、何度かお酒を飲みに行ってカラクリが見えたの。

 カラオケスナックでは、アニマルズの『朝日のあたる家』を歌い、1話、1話、彼女の不幸物語を間にはさみながら、中島みゆきの『うらみ・ます』から演歌は『圭子の夢は夜ひらく』、『ざんげの値打ちもない』。

 そのガチな体験談と、じっとり重い選曲が、モテない酔客の心を射止め、今は自分のお店を開店して大繁盛してる。

※女性セブン2016年9月1日号